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第一経理ニュース

てんがん鏡

十月の申告から

(グル―プ風林火山)

教育業

◆ 英語の楽しさを一人でも多くの子供に

 さいたま市でプリスクールを営むA社。日本において「プリスクール」とは一般の幼稚園や保育園と同じだが、英語保育をしている施設の総称として呼ばれている。
 社長は海外で高校生活を過ごした経験があり、日本の会社で勤めていた時も自身の英語力に助けられた。その経験から今後の社会において国際競争力を高めるためにも英語力の必要性について感じていた。
 自身が子育てを行っている際に、以前より思い描いていた英語保育を行うスクールの開校を決意した。
 A社は英語力を身につけさせることだけに主眼を置くのではなく、社会性や情操を育むことを教育理念としている。その実践のために英語の読み・書き・話す・聞く能力がバランスよく身につく独自のカリキュラムに加え、植物観察や実験など体験重視の教育を心がけている。
 また、その実践を支えるネイティブのスタッフや経験豊富なマネージャーとともに日々楽しく奮闘中だ。

 

ガラス工事業

◆ 施工力と提案力で勝負!

 川口市にて、ガラス工事業を営むK社は、法人設立から5年目。業界が厳しい価格競争に見まわれる中、新規の取引先を増やし、順調に業績を伸ばしている。
 新規の取引先は既存の取引先からの紹介によるものが多い。人とのつながりを大切にする社長の意識とお客様が欲しいものを形にする確かな技術力が得意先から評価され、紹介という形で次の仕事に繋がっている。
 競合である大手メーカーや海外輸入品などの既製品は価格面では安価である。しかし、既製品では、お客様が頭の中でイメージしているデザインとはなかなか一致しない。K社では複雑な形状の間仕切りや吹き抜けガラスなどお客様が思い描いている形状を実現することで、既製品とは一線を画している。
 顧客満足度を追求していくことで、価格だけでなく施工力と提案力で勝負していきたいと考えている。

 

 製造業

◆ 労働力の確保と人材育成支援

 さいたま市で製本加工業を営むY社。製本作業のうち、Y社は断裁から紙折りまでの工程を請け負っており、大手出版社のベストセラーを扱う事もある。
 昨今のIT技術の進歩により通信媒体が拡大して、出版及び関連業界が縮小傾向にあるのは周知の通りである。そんな中でもY社は、長年培ってきた信頼によってシェアを伸ばしている。
 Y社には、この不況下でも安定して労働力を確保できないという悩みがあった。そこで目を付けたのが外国人研修制度(技能実習生へ技能等の移転を図り、その国の経済発展を担う人材育成を目的としたもの)である。
 3年間の研修期間が経過すると帰国するか、正社員として働く事になる。Y社は研修生の社員登用に積極的だが、殆どの研修生は祖国へ技術を持ち帰っていく。
 「目的意識が高くハングリー精神もあるので日本人よりも頑張ってくれている」と社長は言う。
 途上国の人材育成支援と業界内でのY社の躍進の両立を目指す。

 

● 十月申告企業を振り返って

 10月申告企業は122件(対象外業種、前年データのないものを除く)でした。10月申告企業を見ると昨年に比べ黒字割合が回復しています。また今期黒字企業の6割超が二期連続黒字であり、割合も増加しています。
 TDBによる「2012年景気見通し意識調査」によると、「回復」を見込む企業は1割超に留まるものの前年に比べ増加し、また「悪化」についても減少しています。しかし、2012年は「円高」・「税制」・「原油・素材価格の上昇」などの懸念材料が大幅に増えています。