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第一経理ニュース

本のひととき

『 大局観(たいきょくかん) ――自分と闘って負けない心 』 


羽生 善治 著                      角川oneテーマ21 定価760円(税込)
第一経理 埼玉事務所 新美 康弘

  
 会社の経営においても、「決断」は最も重要な要素ではないでしょうか?新規事業に参入する、新店舗を出店する、そんな時、みなさんは何を基準に決断しますか?
 将棋の棋士の場合、その指針になるものが「大局観」です。ある局面をどうとらえ、有利か不利かを判断する物差しです。駒の損得や働き、手番などがその要素になります。昨年の竜王戦第一局では、大局観の差が勝敗を分けました。(羽生氏が勝利)
 トップ棋士は、時間さえあれば、1万手くらいは「読む」ことができるそうです。その膨大なデータ(過去の対局のデータも含めて)を取捨し、最善の一手を選択します。ところが、相手が自分の読み通りに指すことはほとんどないそうです。
 本の中で「リスク」について書かれています。リスクをよく分析し、リスクに飛び込むことを楽しむ。そうした姿勢が20年以上棋界のトップに君臨する作者の大局観を支えているようです。
 経営においても、様々な情報(外部環境や内部環境)を分析しなければ、あてずっぽうの経営判断になってしまう危険性があります。しかし、リスクに飛び込まなければ成長はない。
 そんな悩みの解消にはもってこいの1冊です。