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第一経理ニュース

ただいま努力中

技術を知ってもらうために

清水社長、展示ゾーンにて

 






株式会社 アドバンステクノロジー  
代表取締役 清水 英雄 氏

 

東京ビッグサイトで第14回 産業交流展2011が行われました。

産業交流展というのは東京都が主催し、首都圏に事業所を有する個性あふれる企業などの優れた技術や製品を一堂に展示し、ビジネスチャンスを提供することを目的とする催しで、いろいろな分野から600社以上が集まります。その中、地域の企業と協賛し合同ブースで出展をされました株式会社アドバンステクノロジー清水社長にお話を伺いました。

 

 

―この産業交流展に出展されたきっかけはどのようなものですか

 

 この産業交流展は、不特定多数の方の目に自社製品が触れるので良い機会だと思い、出展を決意しました。以前は名刺を持って配り歩きましたが、自社の関係先以上には回れないのが現状でした。出展したからといってすぐ仕事には繋がりませんが、問い合わせは増えるようになりました。

 我社は、半導体アルミ部品やアルミ鋳物部品等の精密機械加工をしております。普段の生活ではあまりお目にかからない製品なのですが、例えば新幹線の車体の車軸等です。1秒間に何万回転もして使用する製品なので、傷ひとつあってはなりません。もし傷があると、その製品が自身の回転による風圧に負けて破損してしまうのです。出来上がるまでに、アルミの成型をミクロン単位で調節します。最初は試行錯誤で、機械の設定ができるまでに相当な時間がかかりました。しかし今ではこの技術を自社のものとし、JRから車軸製造業者として公認を受けたのです。それは日本中でも2社しかありません。

 

―いかに高度な技術なのかがわかりますね

 

 機械を操作して製品を製造しますので、安定した電力は必要不可欠なのです。この夏は停電・節電が影響をし、昼間の作業がなかなか思うように進みませんでした。さらにデリケートな製品なので作業場の気温が高いと、どうしても金属が膨張し、納品検査に通らない事態が発生してしまいます。
 しかし、止めるわけにもいきませんでした。電力の使える夜中に一人で機械を回したり、大型冷凍庫を購入し氷を作り、機械・材料をできる限り冷ましたりとその時々に対応しながら作業を続け、乗り越えることができました。

 そもそも私は九州出身で、先に起業をした兄弟を手伝いに上京したのが始まりです。技術を身につけ、独立した時には全くの白紙からのスタートでした。営業も機械の作業も1人でこなしていたのです。あの頃はほんと、寝ずに働きましたね。
 仕事を続けているうちに従業員さんも増え、売上も確保できるようになりました。しかし、この時代に今までと同じことをしていても売上は伸びません。まず、自社の技術を知ってもらおうと積極的に外へ出るようにしています。「待っているだけでは仕事はこないから」。この気持ちが今回の出展の大きな動機です。

 今、キャンセル待ちだけど…来年こそは自社のブースで出展したいと思っています。
 
(文責 田中 由梨)