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第一経理ニュース

放言三昧

 

 今月で641号を数える「第一経理ニュース」。月1回発行だから、割り算すると53年。思えば私と同い年であることに気付く。

 世に星の数ほどある会計事務所、お客様向けの情報誌を発行している事務所は多いが、これほどの長きに渡り、途切れることなく、しかも自前で発行しているところを私は知らない。

 もう20年も前だろうか、現役の新聞記者から「記事の書き方」を教わったことがあった。「素人が、美文名文を書こうと思うから筆が進まないんだよ」・「書きたいエピソードが5個あったら、3個は捨てる勇気を持て、その代わり、残りの2つを徹底的に磨きなさい」等々、なぜか今でも記憶に残っている。
 なかでも難しかったのが「うそを書くな」である。当時は「なんだ、当たり前じゃないか」と思ったものだが、これがなかなか。取材にお伺いしあれこれお話をお聞きするのだが、後になって、肝心なことを聞き忘れたことに気付く。
 締切も迫り、「多分、こういうことをおっしゃりたかったのでは」と編集者の裁量?で書くと、「私、こんな立派な事、言いましたっけ」。さらに入稿が遅れることになる。
 そういえば、「聴く耳を持て、取材が成功すれば、8割は終わったも同じ」、というのもあったっけ。
 いかに掘り下げたお話を引き出せるか、これは日常の仕事にも通じることだと思う。

 それにしても日本語って難しい。総選挙の時期を問われ「近い将来」と「近いうちに」、またぞろ玉虫色の表現で国民を煙に巻く政治家たちには、是非、「聴く耳」を磨いてもらいたい。 

 (秋桜)