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第一経理ニュース

ただいま努力中

つながりを活かして若者を支援する

 

 山本 尚由 氏 (株式会社 ユニバーサル・プリント 代表取締役)

 

 印刷・幼児教材の出版社の代表を務める傍ら、社会問題でもあるニートやひきこもりの若者の支援を地道に取り組んでいる山本さん。今回はそんな活動をクローズアップしました。

 

 

―若者の支援の取り組みについて教えてください

 

 

 「若者就労サポートネット」というNPO団体ですが、そこに毎日多くのニートやひきこもりの若者が訪れます。そこで、社会問題でもあるニートやひきこもりの若者と企業(就労実習の場)、そしてその両者をつなぐサポーターのネットワークづくりに取り組んでいます。「人と話すのが苦手」、「働きたいけど自信がない」と、社会参加ができていない若者たちにとって、最も必要なことは「体験」、そしてその体験を通して得る「自信」だと思います。

ベーカリーでのパン作り

 

 しかし、今まで社会参加ができていなかった彼らが、いきなり就労することは難しいと思いますし、企業側にとってもそういった人を採用するのは不安があると思います。そこで、まずは実際の企業で実習として「働くことの体験」をしてもらい、少しずつでも希望と自信を取り戻して社会に参加してほしい。そう思い、私の一番の取り組みとして、今までの仕事で育んできたつながりを活かして、実習受け入れ先企業の開拓をしています。

 

―具体的にサポートの仕組みを教えてください

 

 彼らとサポーターが面談し、受け入れ先企業を選定します。その後、受け入れ先企業を交えて三者面談をし、就労体験が始まります。実習期間はおおむね1~3ヶ月ですが、その間にもサポーターは本人と企業とこまめに面談し、フィードバックをしているのです。

 実習は本人の希望を優先しています。また、あくまでも「社会に慣れる」ということが重要なハードルですので、例えば第1週目は週2回しか出社しない、徐々に出社日数を増やしていく…などの方法でサポートしています。

 

―今後の展望は

 

 実際に弊社でも現在1名の実習を受け入れています。また私の得意先で受け入れてくれた若者については私がサポーターをしています。実習受け入れ先企業を開拓していく上で伝えていることがあるのですが、この就労実習を受け入れることによって感じているメリットが二つあります。一つはもちろん若者の手助けができることですが、二つめとして、受け入れる側にとってのメリットです。それは「優しい会社」になれるということです。日頃ノルマや納期などに追われることが多いと思いますが、そういうときこそ工夫をしないと人間関係がギクシャクしがちになってしまうのでは、と思います。実習期間は「相手を思いやる」ことが多くなります。実習を通じて自分自身も、職場自体も相手を思いやるようになっている。これが大きなメリットだと感じています。また、実習を経て本採用になったケースもあります。ニーズによっては直接的に雇用に結びつけることもあるのです。

 実習にご協力いただくことによっての時間的なご負担はあるかと思いますが、是非、これからの若者のためにも少しでも多くの方にお力添えをいただきたいと思います。

(文責 安西 淳)

 


 みたか若者サポートステーションに集まる若者の、研修の受け入れ先を募っております。もし少しでもご興味を持っていただけましたら、「若者就労サポート事務局」までご連絡ください。皆様のお力をどうかお貸しください。

 ホームページ:http://www.npobunka.net/ss/