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第一経理ニュース

第59回 定例一・一会 特集

 混迷した時代を共に生き抜こう! ~ 私たちのチカラが日本を本気にする ~

 

 

定例一・一会参加の御礼

 11月14日に行われました第59回定例一・一会は、天候にも恵まれ320名のご参加をいただき、大盛況となりました。深く感謝申し上げます。
 記念講演の浜野社長、そして分科会の講師の皆様、本当にありがとうございました。 
 浜野社長の講演では、バブルがはじけて仕事がない中で、父の突然の死に遭遇し、29歳で父の後を引き継ぎ、試作と量産の2本柱でやろうと思っていた矢先、火事に遭われ、しかし社員の一言に助けられ、それが今の経営理念につながっています。その後、産学連携を通じて企業改革に挑戦し、浜野製作所の売りである、他社に負けない「スピード対応」「短納期対応」をつくりあげてきました。下町の工場、急成長の陰には、様々な災難にもめげない不屈の精神。成長のカギはスタッフのモノづくりへの情熱でした。
 「おもてなしの心」を常に持って、夢と希望と誇りを持った活力ある企業を目指そうという浜野社長の想いが伝わり、深く感銘いたしました。
 第一経理/一・一会は顧問先や諸団体の皆様にとって、お役にたち、頼りにされ、必要とされるよう精進してまいります。今後とも宜しくお願い申し上げます。

一・一会会長  久保山 隆之 
第一経理代表 千葉 秀蔵    
一・一会委員会委員長   山本 雅彦  
                          

 

 

 記念講演 
   
「製造業版ディズニーランドへの挑戦 ~熱意と技術力が生み出す驚きと感動~」

 

講師  浜野 慶一氏   
㈱浜野製作所


  今年の記念講演は㈱浜野製作所、浜野慶一氏によるご講演でした。初めての試みとして第一経理千葉代表によるインタビュー形式の講演となりました。
 町工場がひしめく墨田区の中でも有数の顧客を抱えながら新規製品への取り組み、新規顧客開拓のために墨田区や早稲田大学など、産学連携の取り組みを積極的に行い、今なお成長を続ける会社ですが苦難続きの時代がありました。 
 前社長であるお父様の急逝による会社の引き継ぎ、工場の全焼、その火元だった建設会社の倒産、日々減少していく顧客……。
 苦難続きの時代を諦めずに事業を継続することが出来た浜野氏の思いはどこにあるのかを熱く語られました。
 「心が折れそうになり、会社を締めようとした時でも最後まで一緒に仕事をしてくれる従業員さんがいました。その従業員のためにも何とか受注を確保しようと奔走し、同じ会社を何度も奔走するなかで自社の強みを短期納品に見出し、どん底の時代を抜け出していくことができました。」
 浜野氏の強い思いは従業員だけでなく、顧客にも向けられています。通常なら断るような内容の個人の顧客からの受注も、その顧客の思いに答えようと従業員一丸となって取り組んだエピソードには胸を打たれました。
 参加者を引き込まずにはいかない浜野氏の講演からたくさんの感動をいただきました。
 ありがとうございました。

 

 

 第一分科会 
   「学び+旅のすすめ  Peace Green Humanity」

  

  講師 太田 正一氏   
㈱富士国際旅行社

 
 第一分科会は㈱富士国際旅行社太田正一氏にご講演していただきました。
 旅を通じて平和・環境・福祉を学べるテーマ性を持った企画を提案しています。北欧や東南アジアなどテーマに沿って行き先はさまざまです。
 旅人のみではなく現地も大切にし、双方が豊かになるような旅づくりを目指しています。現地の人をも巻き込みながら企画を行うことが他の大手旅行会社との差別化につながり、旅人はもちろん現地の人たちも富士国際旅行社のファンとなっています。
 行って見て触れて感じる、交流するすべての人を大切に思う気持ちこそが経営の秘訣だということを学ぶことができた分科会でした。
 ご講演いただき、本当にありがとうございました。

 

 

 第二分科会 
   「タイムカードは無いほうが良い~発想の転換が会社を変える~」

 

講師 鈴木 敏平 氏  ㈱パートナー
講師 木下 成貴 氏  ㈱パートナー

 
 ㈱パートナーの代表取締役の鈴木敏平氏とマネージャーの木下成貴氏の2名にご講演していただきました。鈴木氏の報告は、現在8店舗のラーメン店を経営していますが従業員に夢がなく、夢を持たせるために独立支援制度を導入し、やる気を引き出しています。また売上の分析だけでなくアルバイトのシフト管理、在庫の発注まですべて自動でできるシステム「スズキナビシステム」の開発、実用化を図り店長業務の負担を軽減し店舗運営に集中させていると熱く語っていただきました。
 次に木下氏からその「システム」の実際の操作・運用方法をプロジェクターを使い説明して頂きました。質疑応答ではそのシステムは購入できるのか、その値段は?など具体的な質問まであり最後まで活気のある分科会となりました。

 

 

 第三分科会 
   「介護保険事業に参入した、若手経営者の奮闘記」

 

講師 齋藤 紀夫氏   
㈱奏介護支援サービス

 
 第3分科会の講師は㈱奏(かなで)介護支援サービスの齋藤紀夫氏でした。参加者は同じ介護という職に携わっている方も多く、齋藤氏の持つ若手経営者の勢いと穏やかな空気もあり終始和やかな雰囲気の分科会でした。
 講演では齋藤氏の祖父への想いから、介護職を志した経緯、その後苦労もありつつ、現場での写真を多く交えたエピソード等お話いただきました。介護保険制度改定による打撃は齋藤氏自身さらりとお話されていましたが特に同業者の方にはその苦労がひしひしと伝わっていた様でした。
 講演終了後にも質問や感想がいくつも出るなど参加者の方も積極的に興味を持っていただいていました。介護に携わる側、介護を身近に感じる側の双方にとって有意義なご講演をいただきました。ありがとうございました。

 

 

 第四分科会 
   「ロケット開発の技術を30年かけて自社の財産に
                                                    ~強みを生かして建設不況を生き抜く~」

 

講師 三角 英夫 氏   
㈱ミスミ特殊

 
 ㈱ミスミ特殊の三角英夫氏にご講演をいただきました。
 会社立ち上げ当時の苦労話から、経営理念の作成、ISOの認証取得、工法や製品の説明、建設業界の今後の動向など多岐にわたった内容を時間一杯使って報告されました。
 「経営理念やISO14000の環境方針を作成したことで物事を大局的に見ることができ自社の強みに気付いた」と語る三角氏。
 今回の他社比較映像で紹介された高周波コアドリルの映像を目のあたりにされた参加者の皆様からは驚嘆の声が挙がるとともに「社長のパワーには驚いた」や「勇気をもらった」「妥協を許さない姿勢に感銘をうけた」といった感想をいただきました。

 

 

 第五分科会 
   「事例に学ぶ中小企業の海外進出~新たなる市場を求めて~」

 

 講師 河野 高慶 氏  ㈱カイコー  
 講師 竹林 春海 氏   十条電子㈱

 
 メインテーマ「事例に学ぶ中小企業の海外進出」、サブテーマ「新たなる市場を求めて」として㈱カイコーの河野高慶氏、十条電子㈱の竹林春海氏のお2人をお迎えして、パネルディスカッション形式での分科会でした。
 会場にお越しいただいたお客様が最も関心のある「何故海外に出たのか?」の問いかけに対し、河野氏は「お客様のためどうしても現地法人をつくる必要性があった」、竹林氏は「生きていくため海外に出た」と、それぞれ異なった理由を聞かせていただきました。
 また、「準備したことは?」、「販路開拓はどのようにしたのか?」などの問いかけに対して、お2人から時間の経過を忘れるくらい、有意義なお話しをいただきました。
 最後には会場のお客様に「社長自身が海外に出て肌で感じてほしい」、「内向きにならずどんどん出てほしい」と熱い励ましのお言葉をいただきました。

 

 

 第六分科会 
   「転機をもたらしたベストセラーとの出会い・社名にかける想い
                                                   ~学校では教えてくれない投資のはなし~」

 

講師 田口 智隆
㈱ファイナンシャルインディペンデンス

 
    ㈱ファイナンシャルインディペンデンスの田口智隆氏にご講演いただきました。
   ホワイトボードには年齢を横軸に、ご自身の資産と負債を縦軸にしたグラフが描かれ、それに沿って話が進んでいきました。大学を中退し、アルバイトで始めた塾講師として働いていた頃、お酒とギャンブルにのめりこみ、自己破産寸前まで借金が膨らんでいったこと。人生の転機となったのはベストセラー「金持ち父さん、貧乏父さん」でした。本の内容を家、保険、教育費を例に資産と負債、収入と支出のバランスをとることの重要性をご説明されました。
  参加されたお客様は、わかりやすい説明と熱い講演に魅了され、受付で販売した書籍も完売でした。

 

 

 第七分科会 
    「がん治療の最前線 先進医療と保険診療~重粒子線治療とは~」

 

講師 小出 利一 氏 
    国立大学法人 群馬大学 昭和地区事務部

 
 群馬大学医学部附属病院医療サービス課の課長小出利一氏に、まだ一般には広く知られていない重粒子線治療について、幅広い視点からお話を伺いました。特に印象深かったのは世界初の小児がん(骨盤肉腫)のお子さんの重粒子線治療のお話で、治療中も休まず小学校へ通っていたと聞き胸がいっぱいになりました。
 治療対象となる「がん」はまだ限定されていますが、副作用が小さいこの治療は難治性の一部のがんにも効果があり期待されています。真剣な眼差しで聞き入っていた参加者からは活発な質問が相次ぎ、関心の高さを感じました。「友人がガンなので参考になった」「最新情報を得られ良かった」医療関連の方からは「皆に聞かせたい興味深い内容だった」等々の感想をいただきました。(重粒子線治療について第一経理ニュース11月号で紹介しております)

 

 

 特別分科会 
   「ここぞという時の地域力!大震災で学んだ教訓」

 

講師 蒲生 哲 氏 
特定非営利活動法人 陸前たかた八起プロジェクト

 
 特別分科会は蒲生氏による東日本大震災で学んだここぞという時の地域力のお話でした。
 スライドや動画に全員が当時を思い出し、引き込まれていきました。厳しい条件の中で大切なのは人と人とのつながりであり、地域力でした。地元の消防団が機能し、一人一人がつながりを持ち、コミュニケーションをとっていくことが大切なことだと再認識しました。都心でも大きな地震が来ることが予想されます。私たちも自治体単位で改めて地域力を見直して強いコミュニティを作っていく必要があることを再認識しました。
 またこれからの未来を担う人々にこの東日本大震災が色あせないように私たち一人一人が蒲生氏と同じように伝道師として後世に伝えていかなければならないと感じました。
 40人ほどの方が参加して大盛況で幕を閉じました。

 

 

 今年も多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
 来年は記念すべき第60回目の定例一・一会です。皆様に、よりご満足いただける定例一・一会を社員一同目指して参ります。来年も皆様のご参加を心よりお待ちしております。