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第一経理ニュース

三十条の言い分

 

 

 憲法96条を「改正」しようとする動きがにわかに活発になってきました。96条とは憲法改正の手続を定めた条項。その内容は、衆議院、参議院のすべての議員の3分の2の賛成で改正案をつくり、「国民投票」の過半数で改正が成立するというものです。とても高いハードルが作られています。ところが、そのハードルを3分の2から過半数に下げようというのです。5月13日、「96条改正を求める議員連盟」が再稼動して、350人もの議員が名を連ねたと報じられました。安倍首相は顧問だそうです。そんなに国会議員は憲法を変えたいのか、日本の首相はその先陣を切っている。
 日本の憲法は1947年5月3日施行以来、一度も改正されたことはありません。世界を見渡すとドイツは58回、フランスは27回、アメリカは6回改正しているそうです。しかし、それぞれ事情があってのこと。日本の場合は、「国民主権」「平和主義」「基本的人権」など、どの国にも適用されるべき「普遍的真理」が定められていること。また、国(政府)の行為を縛るという憲法目的から、厳格になっています。憲法を守らなければならない首相自らハードルを下げようとしている。その先には憲法9条の改定が見え隠れしています。国の宝、世界の宝はなんとしても守らなければと思います。         

 (紫)