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第一経理ニュース

建設現場より 「これが我々の底力だ!」

この世界は腕一本が勝負! -6現場目-


 

 

 

有限会社 第一職工  
代表取締役 山﨑 明彦 氏

 

「腕一本が勝負!」力強く語るのは、東京都足立区で金物取付を営む有限会社 第一職工さん。今回は、社長にこれまでの会社の歩みとこれからの目標についてお話を伺いました。

 

 

―まずはお仕事の内容を教えてください。

 

はい。うちは、建築金物の溶接・取付・板金工事などを手掛けている会社です。現場は様々で、食品工場の厨房や学校の給食センター、商業施設や駅などです。中でも、食品会社の排水溝をステンレス製に張替える工事が多くなっています。また、最近では「施工方法を教えてほしいから講師をしてくれ」という様なお話がきたりもします。
依頼があれば、全国各地。職人たちと共に行っています。

 

―では、今のお仕事になるまでの経緯を教えてください。

 

独立前は、シャッター工事の会社やサッシ屋などで修業をしました。最初のシャッター工事の会社では、3年ほどで、ほとんどの事ができる様になりました。仕事を覚えたら、また次のステージに行きたいと思うようになり、サッシ屋で勤めることにしたのです。
職人の世界は、腕一本が勝負です。「なにくそ」という気持ちで、必死に仕事を覚えました。この、「なにくそ」という気持ちが自信に繋がりました。
そして、自信がついてきて、独立し一人で仕事をするようになった頃の事です。横浜にランドマークタワーが建つ頃なので、バブルの終わりだったと思います。その頃、半年の工期の仕事を請け、毎日その現場に通い、必死に仕事をしました。しかし、その工事が終わる頃、発注先に逃げられてしまいました。騙されてしまったのです。
そこからは我慢の日々。正月をインスタントラーメンで過ごしました。毎日、朝から晩まで働き、左官や型枠など、それまでやった事のない工事でも勉強をして、何でもやる。そんな日々を過ごしていました。
我慢の日々の中、精一杯を尽くしていると、その内に現場でいろんな人と出会い、人とのつながりができました。自分を見込んでお客様がついてきました。あるお客様が良い条件の仕事を出してくれ、その事がうちの転機となりました。そのお客様は、今でもうちの大得意先です。我慢を続けていれば、お客様も周りも見ていてくれる。お天道様は見てくれていると思いました。「なにくそ」という気持ちだけで、腕一本を信じて、自分の腕を磨く事に精を出し、我慢を続けた結果だと思っています。

 

―最後に、これからの目標をお聞かせください。

 

これからは、職人の育成に力を入れていきたいと思います。若い人も入れたいと思っています。職人たちの人間力の向上と、技術の向上が目標です。親方を育てていきたいのです。やはり、この世界は腕一本が勝負です。職人達にも、「何があっても自分の腕一本でやっていける」という自信をつけてもらいたいのです。
それと同時に、私が若いころは沢山痛い目にあいました。私が、痛い目にあってきた分、うちの職人たちには同じ目をあわせない様に、自分の若い頃の、その逆をしていきたいです。
職人の世界は、朝ケンカをしたとしても、現場で一緒に汗を流せば夕方には仲が直る。人とのつながりも大切にしていきたいですね。

 

―ありがとうございました。

文 武内志穂