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第一経理ニュース

スクランブル

『差押え』
  実践・滞納処分の対処法

 

株式会社 東銀座出版社
取締役 塚田 一未(かずみ)

 

東京税財政研究センター 編著    中村芳昭 監修 定価 1905円

 東銀座出版社が出版された本が話題を呼んでいるのでご紹介します。

 著者は東京税財政研究センターに所属する税理士たちです。元々、税務署でトッカンと呼ばれる特別徴収官でした。自ら徴収する立場にいながら、国のやり方に矛盾を覚え、立ち上ったメンバーによる本書は、悲惨な徴収現場の実例を挙げ、具体的にどのように納税していけばよいのかを示しています。
 また、納税者の立場からも書かれていることがポイントです。例えば、分納を申し立てる、猶予期間を伸ばす方法を記載しています。本の作りが章によって分れていますので、その時々に困っていることがピンポイントで調べられるのが特徴です。
 年間自殺者三万人と言われていますが、お金の問題が理由という場合も多いと聞きます。今後予想される増税によって、中小企業はどのような納税対策をとればよいのでしょうか。新たな問題が発生し、問い合わせが増えるのではないでしょうか。そのような時こそ、経理の六法全書である本書は、いざという時に役立ちます。
 宇都宮健児氏、大谷昭宏氏をはじめ、湖東京至氏など数多くの方に推薦されている理由は、一貫して納税者目線で書かれているからです。巻末には、どなたでも問い合わせできる連絡先を掲載されています。
 今後厳しくなる徴収に対する手段として蔵書の一冊に加えてはいかがでしょうか。

(松岡 岳)