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第一経理ニュース

我が社の原点

有限会社 アンチ 「いい仕事。」

渋谷区で広告デザイン・ブランディング業を営むアンチさん。創業メンバーの3人は全員広島出身。元々、鳥羽会長は企画営業を、縄手社長はフリーのデザイナー&イラストレーター、別府さんはデジタル事業の責任者。それぞれの異なる得意分野で東京を攻める、と意気込み集結し進出。
昨年4月で創業11年目を迎えるとともに、縄手新社長へバトンタッチされました。実は第一経理の60周年ロゴ(表紙に掲載しています)はアンチさんに制作していただいたものです。
経営理念を「人」とするアンチさん。通常「アンチ」の意味は、反対・対抗などを表しますが、意味合いとは逆に、「ネーミングとのギャップが生まれるくらい「いい仕事」を東京から発進しよう!」といったポジティブな考え方から決めた社名だそうです。
これまでの10年を前社長である鳥羽さんに、これからの10年を新社長である縄手さん、役員の別府さんに語っていただきました。

 

 

聞き手 : 税務経営サービス事業 安西 淳

 

 

第Ⅰ部 これまでの10年 ● ● ● ● ● ●

 

創業をめざし、広島から東京へ

鳥羽会長

21世紀を迎えた頃、インターネットが広く世間に普及し始めました。これからの広告・宣伝・広報の手法を根底から変えてしまうかもしれないメディアが登場し、私たちデザイン業界も、従来のメディアだけの伝達とは情報の流れが変わって行くことを痛感していました。
このインターネットによって、すぐそこの未来では生活さえもまったく変えてしまっているのではないか。そう思えるほどデジタルの普及は急激でした。当時勤めていた広島の老舗デザインプロダクションでも、インターネットメディアの制作スキルの取得、そしてそれら将来の可能性を見据えた方向性を模索するために、デジタル制作のジャンルに入り込んで行く必要性を痛感していました。
広島などの地方ではそのノウハウを取得するのは難しく、やるなら東京で…と決意したのが2001年のことでした。

3者集う

2002年、東京でデザイナーをやっていて、広島で釣り仲間だった縄手に会い、「こういうコンセプトの会社を創るから一緒にやろう」と話したのが、日韓ワールドカップで賑わう渋谷の街でした。そして広島の関係会社たちに出資金を募り、2003年5月、渋谷2丁目に有限会社アンチを立ち上げました。
元同僚だった別府は、その当時、広島の印刷会社の東京支社長をしており、3人で新しい形態の会社を目指すことを大きな目標としてそれぞれが集いました。
新会社を創り、3人で事業を進めることについて何の不安も感じませんでした。これからの時代に即した必要な形態の会社であると考えていましたので、うまくいくことしか考えていませんでした。成功することに根拠があった訳ではありませんが、失敗するはずはないという想いは常に持っていました。
仕事の約束や、コネもルートも無かったので、設立当初はほとんど仕事がありませんでしたが、細い繋がりをひとつずつ拡げていきながら、少しずつ少しずつ仕事が増えていきました。

アンチ・マインド

南青山に引っ越した頃から、仕事に応じて人も少しずつ増えていきました。事業を行う上での要素を、「人・物・金」と言いますが、我々の会社では「人・人・人」。人が全てです。広島時代でもそうでしたが、楽しく前向きに仕事して、ハッピーになる。それがアンチのマインドです。
リーマンショックや東日本大震災など、10年間いろんなことがありましたが、人がいたからこそ乗り越えてこれたんだと思います。設立当初から、春の花見・忘年会、その合間での交流会や決起大会など、取引先や協力業者を集めたパーティー(飲み会)をよく開いていました。
昨年も社長交代と10周年に合わせて、屋形船の会や記念ライヴを開催しましたが、これも特別なことではなく、日常からそういう関係性の中で繋がりを継続してきたので、我々の会社にとっては普通のことなのです。

2013年6月14日第11期&社長交代決起大会

これからの10年へ

会社は10年も経過すると、創業者の色が濃かった形から、集まった社員の会社へと移行して行きます。アンチももうみんなの会社です。
創業者や社長が我を通す、個人事業主的な中小企業の在り方では、企業の進化や良い意味での新陳代謝は望めません。新しい世代の新しい発想と行動力が、次のステージを形作ると思っています。アンチもその時期なのです。
アンチのようなブランディングや広告デザインを生業とする会社は、新しい会社や新しい事業が始まるごとに仕事が発生する業界にいます。私がアンチの会長となったことで、次の事業を開拓すればそこにアンチの仕事も発生します。その企業が成長すればアンチの仕事も増えます。それは私だけではなく、縄手や別府にも言えること。そしてその繋がりが外部にも広がって行けば、その企業とも一緒に成長できます。
共に成長できる企業とどれだけつきあえるか…ということがこれからのアンチの成長に繋がります。自然界に存在する物以外、目に見える全ての物が、どこかで誰かがデザインした物です。アンチの仕事は無数にあります。知恵と行動力と、人との繋がりがそれを形にし、アンチの力に変えてくれるはずです。

 

 

 

第Ⅱ部 これからの10年 ● ● ● ● ● ●

 

社長業を引き継いで

縄手社長

前社長から一言、「アンチ11期から社長をやるかっ?」といきなり言われましたが、何故かその時私は、「うん、やりますかっ!」まさに、10年前に「東京で一緒に仕事するかっ!」と言われた時と同じような軽いノリで答えました。
というのも、正直なところ組織の経営者をやりたくてこの業種でやってきたわけではないので、11期の社長就任式の時に、社員、協力会社様の前で社長交代を発表していただきましたが、「社長とは?」がぴんときていなかったのは事実です。ただし、これまで現場の制作だけではなく、少しづつではありましたが、会社運営に必要な経理関係から人事関係などを一緒にやらせてもらってたので、「社長もやれるっ!」と強く思っていたのも、また事実です。

しかし、経営って難しい…

今期運営していく中で、どうやっても資金繰りが上手くいかない月に直面しました。銀行へ融資の相談をし、書類を書いて、代表印を押した瞬間に初めて、この仕事、社長にしかできないことを実感しました。それと同時に、今まで感じた事のない大きな大きなプレッシャーがのしかかり、身が引き締まる思いでした。
この一年の社長業を振り返って、これまではデザイン制作の責任者であった私が、実際に社員に給料を支払う側にたってからは、会社の代表として、現場とは違う何かを感じております。何と申しますか、社員とその家族を含めた、「大大大家族」ができたような感覚で、その一家の大黒柱が自分なんだと…。会社を運営していくという事は、大切な家族と共に生きて行く事なんだと、強く感じております。
私自身、社長としては始まったばかりですが、スタッフ、クライアント、エンドユーザー、ブレーン、様々な「人」と繋がって今があると思ってます。アンチ設立からこれまで、ずっと変わらないマインドがあります。「人」のためのモノづくりです。人と人をつなぐクリエイティブで、みんながハッピーになれるよう、これからも我々は、血の通った「モノづくり」を目指します。

別府さんを役員に迎えて

思い出せば、2008年9月のリーマンショックです。我々の業界も打撃をうけました。その時の我が社の経理担当が別府でした。資金繰りがうまく行かなくなった時、しかたなく、別府にアンチから独立して個人経営主として事業を開始していただかざるをえなくなりました。
それから少しずつではありましたが、デザインの現場がまわりはじめ、今のアンチがあります。私にはその時の借りがあります。そこで、「もう一度、現場を一緒にやりたい!」。その気持ちをどうしても形にしたくて、11期下半期よりアンチに役員として戻っていただきました。

 

新体制となって

別府役員

私は主にweb制作や映像制作などデジタル分野を担当していますが、やはりここ数年のSNSやスマートフォンの普及によりコミュニケーションの在り方が大きく変わり、まさに企業とユーザーの関係をまったく違うものに変えてしまいました。そしてこの現象は現在もこの先も新しいコミュニケーションツールの登場と共に変わり続けるでしょう。
近年、弊社の業務の中にクライアント様のブランドづくり案件が増えてきました。ブランドづくりとはただ単にロゴやデザインがカッコ良くなっただけでは成立しません。これまで「ブランド戦略」というと、デザインを中心とした“部分戦略”という理解のされ方が一般的でした。結果、ロゴやツールのクオリティは格段にあがったが、それを受け取るお客様の期待値を超えるようなもので無かった場合、イメージダウンやダメージにつながります。そのためアート面とビジネス面(チームビルディング、ポジショニング、プライジング、スタッフマナー)がしっかりと結びついた全体戦略が必要となります。
これから未来、我々がお手伝いさせて頂いているクライアント様もブランドづくり、ブランドの保守、グローバル対応といった局面を迎えていきます。 我々はそんなクライアント様に対し、この先もブランドづくりのアート面とビジネス面、そしてネットを介した日々変わりゆくコミュニケーションシーンを理解し、しっかりとクライアント様にご提案できる企業として、成長し続けていきたいと思います。

今後の抱負

我が社アンチ設立から11年、私自身大事にしてきたマインドがあります。それは、「本気で遊び・仕事はキッチリ!」です。本気で遊べば、アイデアが生まれます。キッチリ仕事をすることで、ハートを形にします。このアイデンティティをぶらさず、アートディレクターとして「楽しくモノづくり」を自然体で行ってまいりました。
一言でモノづくりと言いながらも、実は奥深いことと捉えています。それは、コミュニケーションから生まれるモノづくりがあり、逆に、モノづくりから生まれるコミュニケーションがあるということです。それは、だれのためのモノづくりなのか?結局は「人」なんです。人は、ハッピーがいいに決まってる!それなら、まず自分自身が楽しまないと、人をハッピーに出来るはずがないと考えます。結果、笑顔が生まれる事によって、すべての「人」を繋げていきます。
今後、ますます時代は変化し続けていきます。だからこそ、変わらないマインドが重要だと私は信じています。人と人をつなぐクリエイティブで、みんながハッピーになれるよう、我々アンチは、血の通った「モノづくり」を目指します。
4月からアンチ第12期のスタートです。これからも、ずっと「いい仕事。」を皆様と。

(安西 淳)

有限会社 アンチ

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