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第一経理ニュース

60周年記念企画

50年企業の秘訣


 

 

 


株式会 社外川ダイカスト工業所
社 長
外川 博司 (とがわ ひろし)

 

 

今回ご紹介するのは、創業56期目を迎えた外川ダイカスト工業所。板橋区で創業し現在は埼玉県ふじみ野市に工場を構え、自動車のエンジンコントローラーの部品をメインに製造しています。外川博司社長にお話を伺いました。

 

聞き手 : 代表 齋藤 正広

 

今は変化に対応する時代

 

齋藤 会社を50年以上続けてきたなかで仕事や会社はどのように変化していきましたか。

社長 以前、お客様が「良い」と言っているのであればそれで良しと社員に話しておりました。今はそうではなく、お客様が、これで「良い」と言っていても、やはり物作りのプロとしては、納得の行く製品(お勧め品)をお客様に供給することが、何より大切だと認識しています。近年は、これを社員全員に浸透させております。
「どこに、どのように、何の為に、使用されるか部品の使命を良く解った上での、物作りに心がけています。」
また、会社の規模は以前から比べたら小さくなってきました。会社を大きくしていくことを優先するのではなく、仕事をしっかり納め、今いる従業員が安心して働けることを最優先に考えています。その結果、規模が大きくなるのであればそれはそれでいいと思っています。

齋藤 社員さんが安心して働けることは会社にとっても社員さんにとっても幸せなことだと私も思います。社長から社員さんに求めることはありますか。

社長 もちろん会社は人材で成り立っていますから求めることは当然あります。
私が社員によく話すことがあります。私の若い頃、「サラリーマンは気楽な稼業ときたものだ」などと言われたことがありましたけど、今は変化に対応していかなければいけない時代ですので、それでは困ります。
会社に来て、タイムカードを押したら、しっかりやるのが当たり前だと思います。ダイカストとは何なんだろう、どういう商売なんだろう、どうすれば効率よく仕事が出来るだろう、どうすればお客様から喜んでもらえるものを納品できるだろう、そういうことを考える必要があります。我が社の社員にも自分で考える社員になって欲しいです。

 

環境に配慮する

 

齋藤 そうなることで会社としてさらに向上していきそうですね。そんな社員の皆さんと共にこれからどのようにお仕事をしていきたいですか。

社長 今私が仕事をしていく上で重要だと考えているのは、環境に配慮をするということです。昔は生産性があがることを第一に考えていた事もありました。しかし、今の時代では、生産性のみ優先にするわけにはいきません。今ここに生きている人たちが自分のことだけを考えて生活をするのではなくて、将来の人たちのことも考え、環境に配慮して仕事をしていく必要があると考えています。

齋藤 本日はありがとうございました。

(脇 嘉之)

 

インタビューを終えて

外川社長はダイカスト技術に絶対的な自信と誇りをもっておられます。大手企業と直接取引し、先方の担当者にも苦言を含め率直にものを言うことから、「板橋のヤクザ」とも言われたそうです。ダイカストそのものは今後減少していくとのこと。しかし社長の徹底したプロ意識はきっと社員にも伝播し、時代の変化に対応できる長寿企業となっていくのだろうと感じました。                (齋藤 正広)