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第一経理ニュース

三十条の言い分

 

 

梅雨は暦の上で、立春から135日目、6月11、2日の入梅の日から30日間を言うらしい。灰色の空模様のもと、地雨が連日降りつづく。

徘徊症状がある認知症の男性(当時91)が電車にはねられて死亡した事故をめぐり、鉄道会社が男性の遺族に損害を求めた訴訟の控訴審判決が今年4月、名古屋高裁であった。判決は、妻(当時85)の配偶者としての民法上の監督義務があったとの判断をし、妻に対し360万円の支払いを命じた。介護にあたっていた妻も「要介護一」と認定されており、事故当日、男性は妻と部屋で二人きりだった。妻がまどろむ間に男性は外出していたという。

我が国の65歳以上の人口は3000万人を超え、そのうち4人に1人が認知症とその予備軍とのことである。高齢化そして認知症は、日本の社会的問題であり、家族のみにその責任を負わせるべきなのだろうか。社会的な政策と地域的な体制が必要であり、それなしに涙の雨は止むことはないだろう。

(温)