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第一経理ニュース

三十条の言い分

 

 

 梅雨は物にカビを生じさせることから黴雨とも書くらしいけれど、カビは何も物だけに付着するわけでもないなと知らず知らずのうちに思ったのは、国会で審議中のこの法案のせいだろう。 
 現下、いわゆる安保法案の国会審議が行われている。昨年七月一日の集団的自衛権行使容認の閣議決定を受けた法案であり、自衛隊が海外で武力行使をしたり、地球規模で他国軍を戦闘支援することを可能にするものだ。私はこの法案が否決されることを切に願う。そうすれば、憲法違反の右閣議決定も意味をなさず、あの忌々しい記憶から大分解放されるからだ。なにより戦後七十年維持してきた専守防衛の精神の無事を祝うことが出来るじゃないか。まさにいま、平和主義は正念場を向かえているのである。
 「まだその部分をつまびらかに読んでいなので、直ちに論評することは差し控えたい」とは、ポツダム宣言の内容について問われた際の安倍首相の答弁である。平和国家の原点といえる同宣言の内容を、総理大臣たるものが読んでもいない。そんな総理は「戦後レジームからの脱却」なんてことを軽々しく言ってはなりません。  

(温)