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第一経理ニュース

本のひととき

 ピケティ入門 「21世紀の資本」の読み方

 

埼玉事務所 長谷川 元彦

 

本

竹信三恵子 著 出版社 金曜日

 フランスの経済学者ピケティ氏が日本を訪れていたのは、今年の1~2月でした。国会質問まで引用され、講演会はどこも満員御礼だったようです。
 ところで、彼の著書「21世紀の資本」を読んだ方は、どのくらいいますでしょうか?私自身、600ページの分厚い本に挑戦中です。
 ピケティの解説本も、結構出ています。その中で、簡潔で読みやすいと思った竹信先生の本を紹介します。
 ピケティ氏の主張は、「資本主義は格差を拡大する、だからこそ人為的に力を加えなければ平等な社会は実現しない」というものなのですが、「格差は当然」という部分が独り歩きしてしまわないか?と心配して、竹信先生は、この本を書いたと言いうことです。
 「21世紀の資本」の紹介だけではなく、半分のページを割いて、「ピケティと日本の格差」「ピケティから考えるアベノミクス」など、日本の現実についても、問題提起をしています。教育格差として、「高い学費と奨学金のサラ金化」といった、問題も取り上げられていてます。
 「格差は自然になくならない」ピケティ氏の主張を改めて確認する、手ごろなテキストとしてお勧めします。