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保険マイスター

マイナス金利導入で生命保険への影響は?

保険マイスター 吉澤 由美子(FP事業部) 

 

 

保険マイスター 石田長

 

Q : 日銀がマイナス金利を導入した、と騒がれていますが、そもそもマイナス金利とは何ですか?

 

マイスター : 通常、銀行にお金を預けておくと、僅かながらでも利子が付きますが、逆に利子を銀行に払わなければならなくなるのがマイナス金利です。但し、これは日本銀行と民間の銀行との間の話で、民間の銀行が日銀に法定準備金の金額を超えて預けたお金にだけ適用されます。つまり、今のところ直接影響を受けるのは民間の銀行となります。

 

Q : お金を預けている側が金利を払わなければならないとは、何とも凄い政策ですね。狙いは何ですか?

 

マイスター : いくつかあると思いますが、大きな目的としては、銀行が日銀にお金を預けても利子がとられてしまいますから、お金を眠らせておくのではなく、企業への貸し出しや株式市場への投資など、お金を市場に回させることで、景気回復を図ることを狙ったものです。

 

Q : 私たちの生活には影響があるのでしょうか?

 

マイスター :住宅ローンや事業資金の借入等の金利が下がる、というメリットがあります。ただ、銀行は真っ先に預金金利を引き下げ、口座維持手数料導入を検討する、という報道もありましたので、良い話ばかりではありません。

 

Q : 生命保険業界への影響はありますか?

 

マイスター : 生命保険会社は契約者から集めた保険料を保険金支払いに充てるため、責任準備金としてストックし、運用しています。
 マイナス金利が導入された後、生命保険会社の主な運用先である10年国債の利回りがマイナスとなりました。運用が見込めないとなると、契約時に高い利率で約束した保険金や解約返戻金を支払うと保険会社に損失が生じてしまいます。保険商品の中でも保険料を一括で納め、保険会社がそのお金を運用していく一時払い終身保険や一時払い個人年金保険はこの影響を大きく受け、4月以降販売停止や保険料の値上げに追い込まれています。
 今後マイナス金利が長期化すれば、他にも貯蓄を目的とする学資保険や、月払い・年払いの終身保険、個人年金保険などの他の商品にも影響がでてくる可能性があります。

 

Q : 今、契約中の保険はどうなりますか?

 

マイスター : 既に加入している生命保険はマイナス金利になっても保険料は上がりません。また、市場金利に応じて利率が変わり、死亡保険金額が変動する利率変動型の保険がありますが、最低金利が保証されていますので、保証されている金額より保険金が下がることはありません。
 まずは現在加入している保険の内容を確認してみることが大事です。

 

 保険マイスター 石田下

 

 

 

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