• 【東京・埼玉で税理士事務所をお探しの方へ。第一経理は中小企業の皆様に、身近でかけがえのないコンサルタントとして60年超の実績があります。】

第一経理ニュース

てんがん鏡

1月の申告から

グループ風林火山

 

製造業 「ゼロから育てる」

 

 産業用省力化機械の設計・製作を行っているA社。受注する機械は全てオーダーメイドで、食品・医療機械関連と多岐にわたっている。
 A社の強みは、コンマ1㎜単位の精度に応えられる力にある。
 そんなA社は、現在「技術者をゼロから育てる」ことに力を入れ、学生採用に積極的に取り組んでいる。真白な人材を育て一人前にするためには、電気設計技術で約五年、機械設計技術で約十年と、今の時代ではとても気の長い取り組みである。しかし、社長の思いは強い。時間はかかるが、会社にとっては良い事もあると社長は語る。新鮮な風は、組織の活性化、自社製品への愛着、強靭なチームワークへと繋がっているとのこと。人を育てる上で、心がけていることを尋ねると、「どんな若手であっても一定の権限と責任を与ること」だという。そうすることで、判断力が養われ精度が向上するとのこと。15年後のA社が楽しみである。

 

製造業 「自社の『強み』に誇りをもって」

 

 埼玉県で、冶金工業を営んでいるT社。冶金工業とは焼結金属工業とも言い、粉末金属を型でプレスした後に炉で焼いて金属製品を製造するものだ。
 取引先の工場の海外移転で国内の工場は激減、事業も大きく後退した。そんな中、T社は、耐食性、美粧性が求められるステンレス粉末を使用したトイレ部品や、銃刀法違反とならないよう強度を落としたモデルガンの部品など、自社の技術力を生かせる高付加価値の製品に集中をすることで、生き残りの道を模索している。
 金属の種類や炉の温度、焼く時間、金型の組合せなどが、製品の品質に大きく影響する。社長はこの道の権威で、大手の同業社からもアドバイスを求められるほど。
 現在、完成品の完成度や信頼性を重視する国内メーカーが、外国から日本に戻ってくることもあり、新規案件の話が増加している。この機を逃さず、営業と高品質の製品製造を続けていく決意をしているところだ。

  

木材店 「手作り木工品をエンドユーザーへ拡販」

 

 埼玉県内で、木材・建材等建設資材を販売しているA社。
 
取り扱っている商品を業者だけでなくエンドユーザーや日曜大工をする個人にも知ってもらうため、木心(きごころ)館(かん)という展示室を設けている。そこには、耳付の天然木一枚板や自社で作成した無垢テーブル、銘木・変木等も展示しお客様に直接観てもらい触れてもらっている。来場者は一様に「ああ、いい木の香りがしますね」と喜んでくれる。
 「どこを探してもなかった」とたどり着いたお客様に希望の品をそろえてあげ、いたく感激されたときは社長の無上の喜びという。
 端材で作った小物の木工品も多彩で巣箱・郵便ポスト・木製の流し・プランターなども陳列している。人気は積木やミニ賽銭箱。
 オーダー品もよく相談されお客様の希望や使い勝手をよく聞きアドバイスをして適材適所の木材選びからきめ細かく対応している。

 

 ●一月申告企業を振り返って

 

てんがん表 
 1月申告企業は54件(対象外業種、前年データのないものを除く)でした。昨年に比較し、黒字企業の割合は5割を超えてはいますが、2年連続して減少しています。黒字が連続している企業数も減少に転じています。
 TDB景気動向調査によると、建設需要の低迷など3か月連続で低下したとのこと。今後は、海外経済では資源国経済の低迷が長引くとみられるほか、国内では公共事業の減少や企業の設備投資意欲の減退が景気の重石になるとみられ、低水準で推移するとしています。