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第一経理ニュース

てんがん鏡

二月の申告から

グループ風林火山

 

製造業 「 一貫生産管理の強み ~材料から選び抜く~ 」

 

 スポーツ用品や玩具の製造販売業を営むA社。A社の強みは、品質管理の徹底と価格競争力にある。社長・社員が企画を練り、中国で材料を直接調達、現地の協力工場で製造を行い輸入販売している、いわゆるファブレス企業である。 
 社長が中国語に長けていることもあり、現地工場の作業員に直接指示することで、品質管理を行き届かせることが何よりも大きな強みである。他社との相見積もりでも、中国で直接材料を調達しているため、価格で負けることはないと社長は語る。
 スポーツ用品のリピート品が受注のメインではあるが、玩具やスポーツを国内で広めるため、商品企画を得意先から要望されることも多い。だが、社長は安易に引き受けることはない。売上を大きく伸ばすより、自分たちが納得のいく商品を世に出せるかを大事にしている。そのため、自社の企画商品がカタログに並ぶと、自信に満ちた笑みがこぼれる。

 

製造業 「 次期主力商品の開発に挑む 」

 

 オートバイ用品の衣料をメインに商品の卸売をしているA社。
 大口の取引先に誰もが名を知るB社がある。しかし、B社への依存度合いが高いため、受注状況によっては売上が左右されることも多い。そのため不安定な経営状態が続いていた。
 そこで社長はオートバイ用品以外の新たな収入源を探すべく、製品開発に着手した。社長は取引先や海外にいる知人など、人脈がとても広い。そこから新製品に使えそうなアイデアや情報を日々集めている。
 そんな中、イチオシの製品が完成した。ナイフでも切れない特殊繊維を使用した手袋である。このような性能から、まず警備会社への防犯用手袋として販売した。用途も多用なため、印刷会社やダンボールを取り扱っている製造会社など(手を切らないため)からも受注がきている。
 この製品はまだ会社の稼ぎ頭とはなっていないが、将来的には会社を支える製品になって欲しいと社長は期待している。

 

卸業 「 工業団地内の御用聞き 」

 

 茨城県G町工業団地で、機械部品等の卸売業を営むY社。今年で第20期を迎えている。個人事業の創業からは30年を超える。
 ネジ1個から複雑な構造のプラントまで幅広い機械部品を取扱うのが売りである。顧客の求めるものを超える、より良いものを提案し買っていただくためには、豊富な商品知識が必要だ。数万点にも及ぶ商品の中から的確に判断し発注しお届けする。さらに迅速に対応することで信頼を得てきた。社員は店と顧客を行ったり来たり。商品をお届けしながら営業活動を行う。
 現社長は地元であることから工業団地約50社の企業親睦団体の会長を務めている。名だたる企業が工場を構えており、これら企業の発展はすなわち地域の発展にも繋がる。同業他社で「修行」を積んだ息子が会社に入って三年。現在、親子それぞれが自分の役割を認識しながら、更なる飛躍にむけて奮闘している。

 

●二月申告企業を振り返って

 

てんがん表 
 2月申告企業は102件(集計対象外を除く)でした。黒字企業の割合は前年に比べ増加し、6割を超えています。
 3月の帝国データバンクの景気動向調査によると、下がり続けた景況感も5カ月ぶりに改善したとのこと。理由として欧米や日本の株式市場が安定した動きで推移したことなどがあげられる。今後の見通しは、回復に向けた好材料に乏しく、消費税率引き上げの再延期を含め一層強力な経済対策が必要な状況であり、足踏み状態が続くとみられるとのこと。まだ落ち着かぬ熊本地震の影響も合わせ注視が必要です。