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第一経理ニュース

ただいま努力中

「Stop The 感染」をテーマに内視鏡保管庫・クリーンマットを開発

 

p6-椎名社長。後ろは10-本掛けの保管庫

 

 

 

 

タイホー株式会社     
代表取締役 椎名敬一氏  

 

 

 「より安全な医療環境をめざして」をキーワードに医療用キャビネットの製造販売を手掛ける
タイホー株式会社。今年で創業五十四年を迎える椎名社長にお話をお伺いしました。

 

 

内視鏡保管庫クリーンキャビ

 昨今、医療現場は感染症に神経質になっております。今回開発したのは、内視鏡という医療機器を最適な環境で保管するための保管庫「クリーンキャビ」。この製品は『Stop The感染』をテーマに開発し、実用新案及び特許を取得しています。高水準で消毒をした内視鏡の保管を大切に考えている施設に少しずつ採用され始めています。このクリーンキャビには三つの鍵があります。
 一つ目はアメリカ航空宇宙局(NASA)が開発したHEPAフィルターの導入。ろ過したクリーンな空気をキャビネット内に送風し、内視鏡の鉗子口周辺の細かい部分まで素早く乾燥させ水分を取り除くことで、菌の繁殖を抑える効果があります。

 

特殊素材の緩衝マット

 二つ目は保管庫内に取り付けるオリジナル緩衝材「クリーンマット」の開発。
 この緩衝材は内視鏡を守り、しかも清潔な状態を保持したまま収納するためのものです。緩衝部に、細菌の増殖を抑制する「抗菌」ではなく、特定の細菌を増殖させない「制菌」加工素材を採用した点にこだわりがあります。しかも、制菌加工の中でも医療機関や介護施設などの特定用途向けの「SEK赤マーク」を取得した特殊素材を採用。この素材と、撥水性能を持つ布地を組み合わせて縫製されたクリーンマットは、取り外しが簡単で繰り返し洗えるのが特徴です。従来の一般的なスポンジ系素材の貼付け方式とは一線を画した仕様です。

 

苦労した架台設計

 三つ目はユーザーの使い勝手を重視した、内視鏡を掛ける架台の設計です。この点に苦労されたそうです。内視鏡の体内に入る長い管の部分はできるだけまっすぐ、どこにも触れずに保管したい。しかも診療科やメーカーによって、様々な形状があります。そこのところの対応と解決に多くの時間を要しています。安全な素材を活用し、かつユーザーの使い勝手も重視する、タイホーの特徴がよく表れています。
 他にも医療材料の管理・収納・搬送をトレイとバスケットでシステム化した「T&Bシステム」。国際基準ISO3394に準拠した物品管理に有効な手法として医療機関でも評価を得ています。
 タイホーの経営理念は「三者総繁栄」。この理念を掲げ、これからも「より安全な医療環境をめざして」世の中に貢献できる製品開発を社員一丸となって進めていくと、椎名社長はおっしゃっています。

 (渕上信一)


 タイホー株式会社

http://www.taiho-cab.co.jp