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第一経理ニュース

てんがん鏡

三月の申告から

 グループ風林火山

 

製造業 「 飽くなき挑戦 」


 工作機械等の歯車を中心に精密部品の加工を行うT社。T社の強みはT社にしかできない独自の加工技術である。工作物の穴の内側に加工を施すキー溝加工という分野がある。この分野において従来8㎜穴への加工が限界とされてきたが、5㎜穴まで対応できる独自の技術を確立した。その精密さは航空宇宙部品にも利用されている。
 限界を乗り越えても、専務の飽くなき挑戦は続く。『その技術のみに頼った経営にはしたくはない。』との思いからだ。
 現在、構想を練っているのが畜産業とのコラボである。地元では畜産業が盛んであるが高齢化によって畜産を続けていくことが難しい。現在、畜産業に携わる方々から直接お話を伺っている。『自らの技術をどう役立てることが出来るのか。本当に必要とされる。どこの会社も作っていない機械を開発・実用化したい。』と語る専務。
 まだ、着想の段階であるが、是非、商品化していただきたい。

 

製造業 「 製造ラインの「運搬」のことならお任せください。 」


 工作機械のうち、主に工場搬送用機械の設計・製造及び販売をしている創業58年のT社。
 
今まで製紙工場をはじめ建設機械、自動車、農産物などの製造ラインで使用する大型搬送用機械を国内外の企業に納入してきた実績がある。
 現在国内において大規模な設備投資が控えられ、多くの生産現場では、多品種・少量生産への対応、省力化・自動化の推進、リードタイムの短縮、高品質とコストの低減など、さまざまな課題をかかえている。が、手をこまねいているわけにはいかず、工業団地内の立地を活かし、今まで取引のなかった団地内の工場へ営業を始めた。当初は簡易な修繕案件が多かったが、社長のフットワークの良さと会社の技術力に取引先からの信頼を得、今では製造ラインの大がかりな修繕や取替など大型案件を受注できるようになってきた。
 取引先ニーズへのスピードある対応と、長年培った技術力によりさらなる飛躍が期待される。

 

 建設業 「 20を超える資格を持つ社長 」


 東京都内で工務店を営むK社。町の工務店として、雨戸の建付けから大規模な修繕まで、幅広くお客さまの期待に応えている。  
 社長は20を超える資格をお持ちだが、新たにホームインスペクターの資格を取得した。
 住宅の劣化状況や欠陥の有無など住宅診断士としてアドバイスする専門資格である。昨今は、新築よりリフォームの依頼が多くなっていることが、取得の理由だ。
 何故、そんなに多くの資格を取得するのかお聞きすると。「ユニットバスのリフォームだと、大手は請け負うだけで、複数の業者が介在している。これだと工事に何日もかかるし代金も高くなってしまう。うちなら最初から最後まで自分が監督・施工に携わるので早く、安くできるからお客さんも喜ぶでしょう。」とのこと。
 技術を磨くことも大切だが、新たな資格を取得し知識を身に着けることも、お客様の喜びに繋がると考える社長の姿勢は素晴らしい。

 

 

● 三月申告企業を振り返って

 

てんがん表


 3月申告企業は45件(集計対象外除く)でした。黒字割合は6割を超えていますが、前年に比べると減少しています。ただ、黒字企業のうち約8割が連続して黒字となっています。
 TDB景気動向調査によると、熊本地震に加え、大手自動車メーカーの不正問題、さらに、ガソリン価格の上昇や鋼材価格の値上げなどコスト負担の高まりなどで国内景気は悪化に転じたとのこと。
 今後の見通しとして「回復に向けた好材料が乏しいなか、足踏み状態で推移するとみられる」とのこと。