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第一経理ニュース

保険マイスター

熊本で大きな地震がありました。
    やはり
地震保険に加入したほうが良いのでしょうか?

 

 保険マイスター(FP事業部) 吉澤 由美子

 

 森 : 4月に熊本で震度7を観測する地震が2回も発生しました。

 

マイスター : 被害に遭われた方、関係者様には心よりお見舞い申し上げます。

 

森 : ニュースで被害を受けた多くの家屋を見ると、地震保険がちゃんと支払われるのか心配になりました。

 

マイスター : 大震災が来たら地震保険は支払われないのではないか、という心配の声を聞きます。今日は良い機会なので地震保険について簡単にお話したいと思います。
 地震保険は国と民間保険会社の共同運営の制度で「被災者の方々の生活の安定に寄与することを目的とする保険」として誕生しました。
 1回の地震により支払われる保険金限度額はあらかじめ定められており、関東大震災級の地震が来ても支障が無いように設定されています。平成28年4月現在、その限度額は11兆3,000億円。ちなみに津波で広範囲にわたって被害を受けた東日本大震災では約1兆2,000億円の地震保険金が支払われました。

 

森 : 国もバックアップしているので保険会社が潰れて保険金が支払われない、ということはなさそうですね。
 実際、地震が発生した場合はどのように保険金が支払われるのですか?

 

マイスター : 建物に関して、火災保険では修復するための修理費が支払われますが、地震保険は主要構造部(柱、外壁、屋根、基礎など)の損害の程度に応じて3分類に分け(平成29年1月以降は4分類)、定額で保険金が支払われます。

 

森 : なぜ3分類での保険金の支払いとしているのですか?

 

マイスター : 一律の評価方法とはなってしまいますが、損害を3分類にすることによって迅速に保険金を支払い、地震保険の目的である被災者の方々の生活の安定が一日でも早く図れるようにしています。

 

 森 : 地震保険は建物の金額の50%までしか加入できないので、全損で保険金が支払われたとしても足りない気がしますが・・。

 

マイスター : 地震で家屋が倒壊した場合、国から受け取れる支援金は被災者生活再建制度で最大でも300万円です。住宅ローンがある場合、一時的な返済猶予を受けることもできますが、ローンそのものが減額されることはありません。賃貸住宅に転居したら住宅ローンと家賃の二重負担となります。生活再建のためには貯蓄も大切ですが、地震保険に加入しておけば保険金をその足がかりとすることができます。
 また、見落としがちなのは家財です。東日本大震災時もそうでしたが、建物はそれほど被害がなくても、家財は家具が転倒するなど大きな損害が発生する場合があります。家財の保険金で建物の修復に充てても大丈夫ですので、家財にもしっかり地震保険を掛けておくことをお勧めします。

 

地震保険 加入限度額

 

          
        建物

             
         家財

地震保険
加入限度額

火災保険金額30~50%まで且つ5,000万円まで

火災保険金額30~50%まで且つ1,000万円まで

 

地震保険 加入限度額

 

お支払する保険金
(平成28年12月31日まで)

お支払する保険金
(平成29年1月1日以降発生分)

全損

地震保険金額の100%

地震保険金額の100%

 

半損

 

地震保険金額の50%

地震保険金額の60%(※)

地震保険金額の30%(※)

一部損

地震保険金額の5%

地震保険金額の5%

※ H29/1以降、半損が2分割され、より損害の程度に応じた支払区分となります。

 

 

 先日は、函館でも大きな地震がありました。地震はいつどこで起きるか分かりません。
 万が一に備えて、地震保険を検討してみてはいかがでしょうか。

 ご相談はFP事業部まで!  ≪電話:03-6844-0952