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第一経理ニュース

てんがん鏡

4月の申告から

グループ風林火山

 

製造業 「全員経営の強み」


 基盤切断機のメーカーS社。基盤切断は製造の要とも言える部分であり、ユーザーの大部分は大手企業である。
 そんな開発型の会社であるが、実は、創業者は営業出身。優秀な開発者達と一体となり、今では業界でトップシェアを誇るまでになった。同族企業でありながら、現場の意見を重視した民主的な経営を貫く。決算数値は社員に報告され、新年度は社員参加型の経営会議でスタートする。
 創業以来、自社で手作りのニュースの発行を欠かさない。社員による個性溢れる情報発信が行われ、社内での取り組みや、社員の日常が伺える。時事ネタも分かり易く盛り込まれ、取引先や銀行など、社外に愛読者が多い。
 二年前に同じく営業出身の二代目にバトンタッチしたが、全社一体となって目標利益を達成した。先行き不透明な経済状況の中、創業者の理念を守りつつも二代目のカラーをどう出していくか、今後の更なる飛躍が期待される会社である。

 

建設業 「時代の流れに合わせて変化する」


 創業して50年が経つK社、創業社長は東京オリンピックの道路整備など土木工事を中心に事業を軌道に乗せた。
2代目社長は、土木工事に加え解体工事にも仕事の幅を拡大。そして、現在の3代目社長は解体工事から排出するコンクリートガラを再生砂・再生砕石に加工し販売する事業を展開している。K社は、創業時から時代の変化を敏感に感じ取り、少しずつ業態を変化させ続けている。大量生産、大量消費の時代も今では、地球環境・エコと地球への優しさが求められる時代になっている。
 これまでなら廃棄されるものを製品として蘇らすらせていることに、社長もやりがいを感じている。  
 公共工事の路盤材料として再生砂・砕石を指定している自治体もありK社にとっては追い風である。   
 時代の流れと伴に業態を変化させ続けることは容易なことではない。4代目が引き継ぐ頃には果たしてどんな業態へと変化させているのか楽しみである。

 

医療・サービス業 「助けが必要な方に、そっと手を差し伸べる」


 東京都で訪問看護ステーションを運営するNPO法人A。主に精神障がいがある方に、本人やご家族が住み慣れた地域で、自分らしく生き生きと暮らせるよう主治医と連携してサポートをする。
 大切にしているのは、相談者の声にじっくりと耳を傾け、その方にとって最善のサポート方法を考える事。お掃除ひとつとっても、全てを支援側がやってしまうのは簡単だが、本人が自分でできるようになる事を目指している。
 そのためには、「支援する側もできることは限られているという自覚を持つことが大事」だと言う。理事長の姿勢を見て、従業員にもこの意識はしっかり根付いた。p10
 設立七年目を迎え、相談者も増えてきたが、どんなに忙しくても支援の姿勢は変わらない。このことが徹底している介護や看護ステーションは実は多くないが、これからも変わらない理念で続くことの期待できる法人だ。

 

 

●四月申告企業を振り返って

 

てんがん表
 4月申告企業は86件(対象外業種、前年データのないものを除く)でした。4月申告企業を見ると黒字の割合が前年並みの6割強で維持されており、連続黒字企業の割合も維持しています。

  TDB景気動向調査による景況報告として、前月比で悪化しました。熊本地震による操業停止の影響が部品調達などで表れたほか、家計所得の伸び悩みによる個人消費関連が弱含んだことによります。今後の景気は「生産・消費の回復に向けた好材料も乏しく、弱含みで推移するとみられる」とのこと。