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第一経理ニュース

てんがん鏡

五月の申告から 

グループ風林火山

 

建設業 「新たな挑戦と体制作り」


 従来から建設現場の足場工事を請け負うH社。以前から大きな現場を施工したいという思いと得意先からの紹介があり、新たにマンション大規模修繕工事の新部門を設置した。大規模修繕工事には足場工事が必須の為、修繕工事から足場工事までをH社で一貫して請け負うことができる体制となった。それに伴いH社の足場部門としての受注も安定し、お客様へ我が社の強みとして部門間の連携をアピールできるようになった。
 今後社内では部門別の損益把握、部門間での売上振替など社内事務の体制作りや現場の増加による進捗管理、現場別損益のリアルタイムな把握が課題となってきている。それぞれの担当者とのコミュニケーションが必要不可欠なため、業者に依頼してシステム構築を行い社内の情報共有化を徹底している。受注金額の大きな現場も増えてきているため、ちょっとしたミスが大きな損失に繋がりかねない。これまで以上に責任が重くなるがH社の更なる飛躍を期待したい。

 

建設業 「組合員とともに発展の道を歩む」


 まもなく創業90周年を迎えるT協同組合。組合の主な事業としては、組合員への木材等の販売を行う事業のほか、保険事業や人材育成事業などを行っている。
 長年の実績を持つT協同組合だが、ここ数年はリーマンショックの影響などで、木材等の販売が大幅に減少した。また、そのような状況のなか、大きな貸倒れが発生したことで、組合の資金繰りが悪化し、組合を取り巻く環境はかなり厳しいものであった。
 しかし、大きな貸倒れを経験したことで、与信管理をしっかり行うことにした。支払いが滞っている組合員には、理事を交えて当事者との面談を実施し、状況に合わせた支払スケジュールの確認を行っている。それでも厳しい場合は、弁護士との面談も行い、支払いが滞っていても事業が継続できるよう資材を販売するなど、多面的な支援や対応策を講じている。
 今後も協同組合の理念である組合員相互の共益と業界の発展に寄与するため、改革の道を歩み続ける。

 

建設業 「住みやすい家をめざして」


 5年程前から東武伊勢崎線沿線の駅前で不動産業を営んでいたA社。A社の社長は自社で建てた物件に数年自分で住んでみることがある。どの様な家が住みやすいかを自ら体験し、手直しして中古物件として売り出すのだ。この物件を見つけた方々は皆喜んで購入していく。実際に住むことにより、より詳しく説明もでき、他の物件にも活かすことができている。
 最近のA社、商談が思うようにまとまらないケースがでてきた。A社の商圏が県南中心になってきていたのだ。よい建物を建てることができても成約しないのでは意味がない。意を決した社長、昨年末、自社の事務所を売却物件として広告を出し、直ぐに買い手は現れた。県道栗橋線沿いの新しい事務所はモデルハウスも兼ねており、開店早々、ご近所の方が内覧にお見えになったと聞く。新天地でもバイタリティ溢れる社長のご活躍を切に願いたい。

 

● 5月申告企業を振り返って

 

てんがん表
 5月申告企業は196件(対象外業種、前年データのないものを除く)でした。5月申告企業の黒字割合は昨年と同程度で、全体の6割超を維持しています。また、二期以上続けて黒字・赤字となった企業は共に増えています。
 帝国データバンク景気動向調査によると、前月比で悪化しました。これは熊本地震やイギリスのEU離脱決定など、国内外からの悪材料によるものです。今後の見通しとしても、英国ショックが当面継続するとみられ、下振れ傾向を強めながら推移すると見込まれるとのこと。