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第一経理ニュース

てんがん鏡

七月の申告から

グループ風林火山

 

サービス業 「訪日客をターゲットに」


 大手玩具メーカーの企画・開発を行うS社。
中国生産メーカーの台頭により日本での玩具の開発業務の縮小が余儀なくされた。そこで2008年から訪日客をターゲットにした玩具の製造・卸しをはじめることとなる。
p10-2 当初は販売ルートの開拓や事業変更による売り上げの減少、急激な円安により経営は厳しくなった。しかし、社長いわく「訪日客の心をくすぐる今までになかった日本独自の視点に特化した商品を企画・生産していれば必ず売れる」と信念をもって企画・開発を継続していった。2008年から販売したソーラー人形は今年で累積販売200万個を突破し、今では40を越える種類で売り場での品揃えは豊富になった。
 最近では、東京オリンピック開催や訪日客増加に伴いさらなる訪日客の心をくすぐる商品を提供していきたいと考えている。

 

飲食業 「お客様の目線に立って」


 都内で居酒屋を経営するV社。
他店から独立したV社は現在三期目で、安定した売上を上げている。
 サラリーマンがお金の心配もなく気楽に立ち寄れる雰囲気を心掛けていて、看板メニューはジューシーで大きな手羽先味付けの種類も多い。他のどの料理を頼んでもボリュームとパンチのあるものが出てくる。さらにお酒の品ぞろえも豊富で、焼酎だけでなく日本酒の均一価格での提供なども始めた。これも好評だ。p10-1
 社長は「この値段でこれだけ飲んで食べられる。」という値ごろ感覚を大事にしている。値上げに結びつくようなチラシなど広告費をかけないで、来てくれたお客さんに満足していただく。その結果、口コミでお客さんを呼んできてくれることが必要だという。
 今後は二店舗目の展開も検討している。店の看板をどんどん広げていきたい。

 

建設業 「社内研修で意識改革」


 都内で空調機器の設置工事、施工管理を行っているA社。
 数年前から週に1度、外部講師を招いて社内勉強会を行っている。
 当初は仕事に関係の深い管工事の施工管理技士の取得、最近は、経理担当だけでなく現場担当者も対象に建設業経理事務士2級の取得を目指している。経理担当者が簿記講座を受けるというのはよくあるが、現場担当者も含め、というのは珍しい。
 研修を始めて、従業員の意識にも変化が見られた。社内でも専門用語が飛び交うようになり、現場でのコスト意識も高くなった。その結果が数字にも表れ、業績も好調を維持している。
 また、自ら資格に挑戦している従業員に対し、それを好意的に捉え応援していこう、という雰囲気が職場内に広がっている。
 今後は2020年を目標に英語の学習を行っていくとのこと。社長は、社員の成長に結びつくものは何でもやっていきたい、と意欲的だ。

 

 ● 7月申告企業を振り返って

 

てんがん表 7月申告企業は97件(対象外業種、前年データのないものを除く)でした。7月申告企業を見ると黒字企業の割合は前年同等の7割近くを維持し、大幅な悪化を示した前月(6月申告企業)の動きとは違う結果となりました。

 帝国データバンクの景況調査による8月の動向は、「プラス材料とマイナス材料が混在し足踏み状態が続いている」とのこと。また、今後の見通しとして、「海外情勢の不確実性が高まるなか、国内の金融緩和政策の行方を要素に横ばい状態の見通し」とのこと。また、10月からは最低賃金の引き上げが始まります。