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第一経理ニュース

てんがん鏡

十月の申告から

グループ風林火山

 

地元のかかりつけ医を目指して 

 都下で診療所を25年営むK医院。内科、小児科、消化器内科を標榜している。院長先生は初診時に時間をかけてきちんと問診するので、待ち時間は長くなりがちだが、自信をもって確定診断とお薬を出している。「とりあえず、このお薬で様子を見ましょう」というような先生ではないので、患者さんからの信頼も厚く、再診率も高い。p10カット
 建物の老朽化や、近隣に適切な物件があったことも幸いし、より良い診療の実現を目指し移転を行った。新しいパートナードクターにも恵まれ、新たに地域の健康診断にも取り組んでいる。良い口コミが広がり、重症者や緊急処置が必要な患者さんの来院頻度が増したため、救急車を要請することも最近増えている。これは地域の患者さんに信頼を得ている証拠である。
 こんな医院が自宅の近くにあったら、是非ともかかりつけ医にしたいクリニックだ。

 

建設業 「決算報告会でズレを解消」

 足立区で塗装業を営むS社。70歳を過ぎた社長は徐々に現場から離れ始め経理全般を担い、息子二人が営業や現場の管理をしている。丁寧な仕事の評判を聞きつけて近隣から直接仕事を請けることもある。ここ数年は受注が途切れることはなかったが、キャッシュが手元に残らず、借入が増加していた。
 増加する借入金に危機感を覚え、決算報告会を開催し家族全員で出席。すると、現場と経理の間で利益に対するギャップがあることが判明した。売上に対する値引きも多かったこと。また丁寧な仕事を心がけるため、材料費や人件費などの固定費が高騰していたこと。家族経営であるがゆえに、これまではお互いに言えなかった点を全て洗い出した。
 この会議を境に大幅なコストの見直し、管理・徹底が行われ、借入の返済に向けて動き始めた。
 経理も息子が徐々に引継ぎ、親子間での数字の報告もスムーズになった。今後も決算報告会を続けて行きたいと社長は言う。

 

建設業 「現場での経験が自信と信頼を育む」

 蓮田市で電気工事業を営むH社。戸建住宅、ビルの配線工事が主な仕事である。得意先からの信頼が厚く、仕事の受注は途切れることがない。そのため、ここ数年は業績も安定している。
 H社の強みは、提案型の仕事ができることだ。現場の担当社員それぞれが見積・施工・引渡を行い、追加工事が必要な箇所の提案ができることにある。また、現場ごとの利益管理や施工管理にムダがなく赤字を出すことがない。
 ある担当社員は、現場の状況を詳細に把握していることで、元請より内情に詳しいと、施主から直接仕事を依頼されることもある。 
 現場に欠かせない存在となることが得意先との強固な関係構築に繋がっている。
 社員育成の秘訣を伺うと、『小規模の現場から徐々に大規模な現場と、自分で考え、責任を持って担当させることで、自信と経験が積みあがっていく』とのこと。
 H社の次なる展開が楽しみだ。

 

● 10月申告企業を振り返って

 

てんがん表 10月申告企業は116件(対象外業種、前年データのないものを除く)でした。10月申告企業を見ると前年に比べやや減少したものの、6割の企業が黒字でした。また、二期連続黒字の企業数もやや減少しましたが、今期黒字企業の8割超を維持しました。
 TDBによる景気動向調査によると、「11月は円安株高が進んだことで一部企業で好材料となった事から上向きとなりました。また今後の見通しとして、「雇用・所得環境の改善や公共投資などもあり、緩やかな上向き傾向で推移するとみられる」とのこと。