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第一経理ニュース

てんがん鏡

十一月の申告から 

グループ風林火山

 

建設業 「人の和作りに向けて」


 都内で商業ビル等の営繕工事を営むY社。社員は営業と事務を除き全員現場監督だ。
 社長の目下の悩みは監督によって利益率に差が出ていること。同規模の現場でも常に目標利益をクリアする人、自分の給与を稼ぐのが精一杯の人、その原因が何なのか、社長はつまるところ監督同士のコミュニケーション不足にあるのではないかと考えた。
 Y社の監督は全員中途入社で経歴も年齢もバラバラ。現場への直行直帰が多く、仕事上の悩みを相談できる雰囲気が無かった。       そこで社長が打った手が柱と見込む人を中心に三班に分け、週一回は必ず会社戻り会議を実施させること。テーマは「工程管理」から「クレーム処理」まで多岐に渡るが、社長は常に聞き役に徹している。初めはぎこちなかった会議も回を追うごとに厳しい中にも和気藹々の雰囲気が醸成されてきた。これが監督ごとの力量差を埋め、引いては会社の業績アップに繋がることを社長は期待している。

 

サービス業 「取引先からの信頼に応えるための新たな取り組み」


 渋谷区で海外旅行業を営むM社。モンゴル国、トルコなどを中心とした海外旅行手配を含む企画提案を主な業務としている。
 M社では当初より外貨ベースでの取引があることから、タイムリーな経営判断のために、為替相場の変動を加味した毎月の損益を把握することが課題でした。
 この課題を解決するために、M社では、社長交代を機に、販売管理システムや経理体制を新たにし、タイムリーな為替変動リスクの把握に取り組んだ。
 その結果、現在では、為替差損益が決算書に与える影響をほぼ毎月把握することが可能となり、決算対策や銀行の借入対策も以前に比べ精度の高い、先んじた対応が可能となっている。
 これからも各国・取引先からの信頼に応えるため、タイムリーな経営判断がとれるよう、経理体制の改善に取り組んで行きたいと社長は意気込んでいる。

 

建設業 「施主の思いを実現した家づくり」


 埼玉県で建築業を営むS社は、注文住宅の施工を主に行っている。少人数でありながらも、継続して受注が取れているのには、些細な改修工事でも社長自ら足を運び即座に対応することだ。
 この度、2億円もの大型物件を完成引き渡した。規模だけでなく、厳選された資材等を扱い、かつて手がけてきたものを上回る物件のため、完成までは相当の苦労があった様だ。
 この物件の受注につながったのは、数年前に社長が手がけた高級住宅を目の当たりにした施主が、施工業社であるS社を探し求めてきたことにより契約に至った。この住宅は扱ったことのない海外製の建設資材を取り入れるなど、試行錯誤の連続で苦労と失敗もあった様だか、今回の受注につがったことで、その努力は報われたと社長は語る。p10-1
 今後も自社物件をみて、自分も他にない建物がほしいと言う施主が増えることを願っている。

 

 

●11月申告企業を振り返って

 

てんがん表 11月申告企業は134件(対象外業種、前年データのないものを除く)でした。11月申告企業を見ると昨年と同等の6割が黒字との結果でした。過年度のデータを見ると赤黒比は過去3年同割合に対し、連続黒字企業の数に減少が見られました。

 TDBによる景気動向調査によると、「国内景気は幅広く改善」とのこと。今後の見通しは、国内は賃金上昇見通しなど個人消費の動向がカギを握るとし、人手不足にともなうコスト増など懸念材料はあるものの、緩やかな回復が続くとしています。