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第一経理ニュース

第一経理ニュース 700号記念企画

p2-700号記念

 

 第一経理ニュースは今年の8月号で創刊700号を迎えます。一・一会、青経塾と並び、当社の貴重な財産です。
 この企画は、皆様と第一経理が共に歩んできたこれまでを振り返り、その当時に創業されたお客様に当時のお話を伺っていきます。
 スタートである今号は1964年(昭和39年)にタイムスリップし、次号以降少しずつ現在に近づいていきます。時代を振り返りつつ、タイムトラベルをお楽しみください。

  記念企画トピ

 

ご紹介するお客様  大光社印刷 株式会社

 

左から2番目:良紀社長  右から2番目:俊江様

左から2番目:良紀社長  右から2番目:俊江様

 
 1964年に法人を設立し、今期53期を迎える大光社印刷株式会社。

  「すべてはお客様のために」のスローガンのもと、上場企業・外郭団体を中心に、印刷を核とした複合的なサービスを提供しています。

 大光社印刷の創業者である先代社長の妻、櫻井俊江さんと代を継いだ現社長である櫻井良紀さんにお話を伺いました。

 

 創業当時のお話


俊江氏
 
: 創業した先代は、山梨県の生まれで、東京都中央区の堀留の印刷工場に丁稚奉公として出されたのが、この業界に入ったきっかけでした。当時は自動車が今のように普及しておらず、川崎まで自転車で1日かけて納品に行ったりもしていました。
 その後独立し、数年後の昭和33年に、活版印刷業として本格的に印刷業を始めました。当時はパソコンもない時代、1字ずつ文字を掘った活字を組み合わせて印刷する、活版印刷が主流でした。創業当初は4畳半の工場に先代と手伝いが1人。私も毎日休まずに手伝い、支え合いながらの仕事でした。無理に仕事を拡大することはせず、仕事が増えたら少しずつ人を増やし、工場を広げる、の繰り返しでやってきました。こうして昭和39年に、法人として会社を設立することができました。

先代の社長と俊江様との思いでの写真。幼い日の良紀社長です

先代の社長と俊江様との思いでの写真。幼い日の良紀社長です

 丁稚奉公先から独立した当初は、売上金を回収した先代は気が大きくなり、資金繰りのことも考えず、飲み歩いては大盤振る舞い、後で関連会社への支払いに苦労する、ということも度々ありました。
 その教訓からか、晩年においても各仕事の入金がいつ入ってくるのか、その支払いがいつ出ていくのか、営業担当者に聞き取っては、丹念に計算していました。83歳の亡くなる3ヶ月前まで会社にきて仕事をしていました。急に体調が悪いと病院に行って入院、3ヶ月で急逝、あっという間でした。

先代から引き継がれて、現在に至るまで 


良紀社長 : 
先代とはよく飲みに行き、昔話を聞いたりと仲が良かったですが、よく喧嘩もしていました。元々職人あがりの先代と、合理的に仕事を進めていこうとしていた私。お互いに仕事では妥協しない性格だったこともあり、よくぶつかっていました。
 それでも、先代の頃から変わらないのは、代理店や同業者を通すのではなく、顧客企業との直接取引を行うこと。直接取引だからこそできる提案をすることで、仕事に広がりをもたせてきました。
 受注の入口は印刷ですが、お客様のご要望をよく聞き取り、印刷物作成にあたっての「デザイン」「ライティング」の勘案、完成した印刷物を読み手に納入するための「ピッキングの内職」や「全国各地への発送」「発送物の到着確認」等のサービスの提案。弊社で受けた印刷物はお客様の手をわずらわせることなく読み手へ届くことを心掛けてまいりました。
 お客様からのどのような事案にも真摯に取り組み、結果うまくいかないこともありましたが、徐々に信頼を積み重ねてきました。成果だけで見るのではなく、取り組み内容やそのプロセスを汲み取って評価する、人と人のつながりが重要な時代でしたね。
 気が付けば人のつながりができ、現在の主要顧客となっている上場企業や外郭団体との取引もいただけるようになりました。


 今後の展望


良紀社長 : ただ単純にいただいた原稿を印刷する。という昔ながらの印刷業は、インターネットの普及や電子化といった時代の流れにおされていくのが目に見えています。
 今後はより付加価値の高い業務、例えば、小売店の店内のPOPやチラシなどを受注するのであれば、印刷物をインターネットとコラボさせたり、販売データを分析したマーケティングや売り場づくりの提案など、今までの製造業に類する印刷業ではない、複合的なサービスを提供していきたいですね。
 現在、社内の営業担当者と打ち合わせをしながら、その方向性を摸索しているところです。今後どのように動いていけるか楽しみですね。

 (加藤泰弘)

 p3-本社ビル

 大光社印刷株式会社

東京都江東区白河2-10-4 大光社ビル
TEL.03-3643-2971(代) FAX.03-3643-2961
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