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保険マイスター

保険マイスター 吉澤 由美子(FP事業部)

 

保険マイスター上

 

森 : そもそも今あるNISAとはどんな制度でしたか?

 

マイスター : NISAとは少額投資非課税制度のことで、2014年1月に導入されました。これは証券会社や銀行などの金融機関でNISA口座を開設して、上場株式や投資信託等を購入すると、配当金や売買益に対して本来であれば、20.315%(所得税及び復興特別所得税、住民税)が課税されるのが、非課税となる制度です。
 逆に損失がでた場合は、損益通算ができない(NISA口座で出た損失とNISA口座以外で出た利益を相殺できない)、3年間の損失繰越ができない、というデメリットもあります。

 

森 : 2018年1月に積立NISAが新設されると聞きましたがどういう制度ですか?

 

マイスター : 現行のNISAは年間の投資限度額120万円まで、非課税期間は5年間でしたが、今回新設される積立NISAは年間の投資限度額は40万円までと、投資できる金額は少なくなりますが、非課税期間が20年となり、長期に渡って資産を運用できる制度となります。
 ただ、積立NISAは長期投資に向いている一定の条件を満たした投資信託のみしか投資をすることができませんので、株に投資したいという方は向いていません。
 また、NISAの制度が2つになることで、両制度を併用して160万円まで投資できる、と思われた方もいるかと思いますが、併用はできず、どちらか一方を選択する必要があります。

 

森 : 積立NISA新設の狙いはなんですか?

 

マイスター : 公的年金制度の維持が厳しい状況の中、国としてはNISAや個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)といった税金を優遇する制度を後押しすることで、個人が自己責任で老後の資産形成を図ってもらいたい、という思惑があります。

 

森 : iDeCoとNISAは大きくどのような違いがありますか?

 

マイスター : iDeCoは運用益が非課税になるだけでなく、掛け金が全額所得控除になるので、所得税や住民税が節税となりますが、積み立てた資産は原則60歳まで引き出すことができません。
 一方NISAは運用して増えた分が非課税となるだけですが、積み立てた資産はいつでも引き出すことができます。もちろんNISAは「貯金」ではなく「投資」ですのでリスクはあります。このマイナス金利の状況下で銀行預金の利息が期待できない今、まずは制度の特徴を知り、分散投資をして資産を形成していくための手段として、ご自身に向いている方法はどれかを検討した上で始めることをお勧め致します。

 

保険マイスター下

 

保険マイスター表