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第一経理ニュース

三十条の言い分

 

収穫の秋、今年も新米の美味しい季節がやってきました。豊かな実りと食生活が実感される時です。しかし、この実りがいつまで続くか、農家にとっても消費者にとっても不安な状況です。生産者米価の大暴落がその原因です。「水より米が安い」500mlのペットボトル2本に一方は水、片方は米を詰め込むとする。高いのは水(120円)、米は117円。
生産者米価は近年暴落を続け、多くの農家が労賃も出ない状況で、政府の6月の調査では、60kg当たりの生産費(16、497円)が平均価格よりも2、300円上回っています。更に、この秋の平均価格は1万円を割り込んでいるようです。
米価が暴落を続ける原因は、1995年以来価格政策が廃止されたうえ、大手量販店を主力にした買いたたきと安売り競争、政府が備蓄米を安値放出したことなどが重なっています。輸入米による圧力も重要な要因です。
政府が導入した戸別所得補償も、生産者米価が生産費を下回る事態が常態化し、現在の米価では生産を維持できないことを認めた政策です。“米を作って飯が食える”価格の下支えは不可欠です。(千)