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資格者紹介

保泉 雄丈


ほずみ たけひろ保泉 雄丈税理士

プロフィール
出身地
埼玉県羽生市
最終学歴
日本大学大学院法学研究科
入社年
平成14年
趣味
食べ歩き

■ 税理士ってナニ?

初めて会う方に自己紹介をする時に「税理士」ですと言うと、税理士ってなんの仕事をする人なのとよく聞かれます。あらたまってそう聞かれると答えられないもので税理士として何の仕事をしているのか悩んでしまいます。
税理士法であげられている役割のひとつに、税務相談があります。節税をするのも税務相談に該当するのでしょうが、最近の不景気のためか納税をするのに困るほど利益の出ている会社は少なく、節税をするというよりもどうやって利益を出すかの相談の方が多いのが現状です。

■ 資格が役に立った時

以前に担当させていただいたお客様についてお話します。
そのお客様は仲卸の仕事をしていたのですが、第一経理に相談に来られた時には、かろうじて資金繰りを回している状態でした。
経理の方は社長の身内でしたが、支払日になると足りないお金を仲間内の会社や親戚に頭を下げて借りに行き、それでも足りないときは消費者金融や果てはマチ金からもお金を借りていました。そんな状態が数年続き、会社を訪問するたびに「ハア」という重い溜息をついて、「もう死にたい」とよく嘆いていました。社長も精神的に完全に参っていて、半分アルコール中毒のような感じでいつ会っても常にお酒の匂いがしていました。既に会社として越えてはならない線を遙かに越えてしまった、そんな状態にあった会社です。
そのお客様の担当になった時に一番に心掛けたのは、お客様との信頼関係を築くことでした。信頼関係がない人に何を言われても相手は全然聞く耳を持たないですし、本音を話してはくれないと思ったからです。できるだけ話をする時間を長くして困ったことがあったらできるだけ相談に乗ってあげることから始めました。次に心掛けたのは細かく無くていいからある程度正確な数字をお客様に伝えることでした。そんな当たり前のことですが、倒産しそうになっている会社では必ずといっていいほどできていないことです。会社の本当の状態を知ってもらうことが必要でした。
担当となった最初の1年目は景気が良かったおかげで利益は出ましたが、税金や社会保険の滞納等の支払に回ってしまい資金繰りは相変らず厳しいままでした。その景気の良さも束の間で、2年目になった時世の中が不景気になってしまい、売上が大きく減少し赤字に転落してしまいました。そんな時ある程度正確な数字を毎月伝えていましたので、社長に会社を閉める決断をしてもらうことができました。
会社を閉める決断をした矢先、これも縁なのでしょうが、その会社の事業を買いたいという会社が現れました。その会社との交渉や金融機関への対策の仕方、税務署、社会保険事務所への対応の仕方等、経理の方と二人三脚で対応し、最終的に事業譲渡に成功し従業員さんも新しい会社に転籍することができました。交渉にあたって役に立ったのが「税理士」という資格です。当時はまだ20代でしたのでそんな若造のいうことを聞いてもらえる、同じテーブルについてもらえるのに資格は非常に役に立ちました。

■ 目指す税理士とは

「税理士としてではなく、一人の人間として対応しなさい」、「資格はあくまで道具にしかすぎずそれを使って何をするのかが大事だ」と言われます。目指すところはそうなのですが、そう言われてもなかなかその境地にまでは達せないのが現状です。なので、まずは税理士という資格者として税法の専門家でありたいと思っています。道は遠く険しいですが。