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資格者紹介

加藤 深雪


かとう みゆき加藤 深雪社会保険労務士

プロフィール
出身地
埼玉県さいたま市
最終学歴
日本女子大学社会学部
入社年
平成15年
趣味
畑で野菜を作ること(+食べる+飲む)、愛犬(シェパード)と遊ぶこと、走ること

●ある日の年金相談

そろそろ台風が上陸しようという雨風の強い日でした。遺族年金の相談がしたいと、社員の紹介で50歳代の女性(以下Aさん)が尋ねてきました。
夫を亡くし、家族は大学生と中学生の息子二人で、今は実家の援助とお琴の先生をしながら、かろうじて生計を立てている。遺族年金をもらえる資格がないため、今後の見通しが立てられず、大変困っているとのことでした。
よくよく話を聞いてみると、夫の直接の死因はくも膜下出血でしたが、亡くなる前のおよそ15年間、躁うつ病をわずらっていました。躁状態のときは、大きなことを言って消費者金融から多額の借金をしたり、借金したお金で周りの人にごちそうしたりして手が付けられず、入退院を繰り返していました。そんな状態で、仕事もままならず亡くなったため、遺族年金をもらえるだけの保険料を納めていなかったということでした。生前は躁うつ病で障害等級に該当していたとして、夫死亡後、Aさんは自力で障害年金を請求し、5年分の障害年金を支給されました。ただし、入院中は障害等級2級、亡くなる直前は障害等級3級として認定されていました。障害等級2級のまま亡くなっていれば、保険料の納付要件を満たしていなくても、遺族厚生年金をもらうことができます。そこで、Aさんは障害等級3級の判定を不服として、これも自力で審査請求を行っていました。しかし、残念ながら、結果は覆らないまま、再審査請求の期限を過ぎてしまっていました。
私に相談に来られた時点で、すでに万策尽きたようでしたが、あきらめず、他の手を探しました。すると、思わぬ盲点がありました。障害2級に該当していた期間は保険料納付の免除期間です。申請しなくても当然に免除されるのです。そこで、早速、社会保険事務所(現年金事務所)に駆けつけ、未納期間を免除期間としてデータを変えてもらい、遺族基礎年金の受給に辿りつきました。遺族基礎年金は、下の息子さんが18歳の年度末になるまでですが、さかのぼって支払われ、大変感謝されました。
社労士という仕事は、労働や社会保障など、人の最低限度の生活に直接関わる仕事です。つまずいても、生きていけるように年金や社会保障はあります。その制度を廃れさせないように、また、相談に来られた方の生活が豊かになるように心がけて仕事をしています。

●犬と野菜とマラソン

さて、私の目下の楽しみは、

  1. 言うことを聞かない愛犬(シェパード)と遊ぶこと
  2. 自宅近くに借りている畑で、野菜を栽培し、料理を考えて作る→食べる(+飲む)こと
  3. 料理をおいしく食べる(+飲む)ため、月間150kmペースで走ること

です。
ご近所にはイヌ友、畑友、ラン友の先達がたくさんいて、無縁社会とは無縁の、忙しくも豊かな毎日を送っています。