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第一経理徒然日記

「三〇条の言い分」 第一経理ニュース2018年3月号

 

 憲法90条にこんな条文がある。「会計検査院の組織及び権限は法律でこれを定める。」ある憲法学者から、こんな話をきいた。「会計検査院は憲法上の規定によって設置された行政機関なので、内閣の行政権に属していない。だから、森友学園の国有地払い下げ問題で、値下げの根拠が不明であるという報告を国会に対してすることができた。」
 憲法は、権力を縛ることが目的でつくられた。憲法には、権力の暴走を抑える様々な規定が盛り込まれている。その一つが、会計検査院という話である。
 なるほど理財局は、財務省の一機関で、内閣の行政権の下にある。忖度だけでなく、組織としての在り方も重要な要素ということである。「書類を廃棄した」との国会での答弁を信じる国民はいないのではないだろうか。
 憲法に「自衛隊」を書き込んでも「何にも変わらない」という首相の言葉は、憲法と国民を軽視していることの象徴的な発言としか感じられない。

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