DAIICHI KEIRI SEMINAR 第一経理ゼミナール
今回のテーマ
学ぼう!都市防災
自然災害の脅威を
体験レポート
第一経理ゼミナールとは、
第一経理グループPR委員会メンバーが、
日々お客様と接する中でお聞きした、
お客様が今知りたいこと、気になることをクローズアップ。
解決のための本をお客様に代わって、
読み+勉強会を行い、ブックレビューしたり、
メンバーが実際に体験学習をしたレポートをお届けします。
昨今、自然災害が激甚化・頻発化していることに伴い、BCPの策定などをはじめとした自然災害に対する会社単位での備えや取り組みが必要不可欠となってきています。そこで今回は東京消防庁 本所防災館へPR委員会メンバー一同、実際に災害体験・防災学習をしてまいりました。
私たちは平日に訪れたにもかかわらず、予約はほぼ満席。また、法人で訪れている方が多く防災に対する関心の高さを感じました。今回PR委員会では自然災害コースに参加しました。各グループに施設の方がついてくださり、災害の動画をみたりお話をお伺いした後、実際に煙・都市型水害・暴風雨・地震の4つの体験をさせていただきました。
頭ではわかっていても、実際は難しいだろうなぁと漠然と思っていましたが、やはり実際に体験してみると冷静な状態でも何をしていいのか分からなかったり、例え体が動いても災害の前では思い通りにはできない無力さを痛感し、ハッとさせられることの連続でした。日頃の訓練の大切さや、また会社での防災教育の必要性を改めて感じました。
会社が災害時のために備えるべき物資は、最低3日分(72 時間)が国のガイドライン等で推奨されていますが、それぞれの企業の状況にもよるのでそれ以上に必要な場合もあるとのことです。また、日頃から避難経路の確認、非常灯の位置や、防災器具の点検等も行い、いざというときに対応できる準備が必要です。いままでなんとなく行っていた防災訓練も改めて必要性、重要性を感じる体験となりました。

火災体験
煙体験コーナー 煙の特性や危険性を知ったうえで、煙と空気の境目である中性帯の中を避難します。正しい避難の方法を身につけ、冷静な判断力と確実な行動力を養う体験ができます。

暴風雨体験
暴風雨体験コーナー 風水害をもたらすほどの強風大雨を体験し、そのすさまじさを知るとともに、強風や大雨に関する知識を高めることができます。
都市型水害体験コーナー 局地的集中豪雨や津波の映像、地下のドアや自動車が浸水して水圧がかかっているドアの開放体験ができます。

地震体験
地震体験コーナー 室内のみならず、屋外やコンビニを想定した震度5弱から震度7の臨場感あふれる揺れの体験ができます。※ダンゴムシのポーズ(手で頭を覆い、膝をついて小さく丸まる姿勢)
みんなと学ぶことでいざという時に「動ける」に変わる。
安全が担保された防災館での体験でさえ、地震や火災には恐怖を感じました。実際の災害は、当然これ以上です。だからこそ防災は、会社の一部の人だけが知っていればよいものではありません。一人ひとりが知識を持ち、いざという時に行動できることが、被害を小さくし、互いを助ける力になります。年に一度でも、身近な仲間と防災を学び、体験する。そんな時間を持つことの大切さを改めて感じました。

見えているはずの非常口が、見えなかった。
想像以上に、災害時の自分には余裕がない。
特に印象に残ったのは、暗闇と煙の中を進む火災体験です。避難経路には非常口への誘導灯がいくつもあったにもかかわらず、一つも気付くことができませんでした。災害時には、想像以上に周囲を見る余裕がなく、冷静に判断し行 動することが難しくなる。そのことを身をもって実感しました。だからこそ、いざという時に適切に動けるよう、日頃から防災の知識を身につけ、実際の状況を想定して備えておくことの大切さを改めて感じました。

真っ暗になった瞬間、「知っている」だけでは動けなかった。
最も印象に残ったのは火災体験です。火災では炎だけでなく、まず煙から逃げること。そして停電で真っ暗になった時には、壁に手をつけて移動することの大切さを学びました。実際に暗闇の廊下を歩いてみると、暗くなった瞬間 に方向が分からなくなります。知識として分かっていても、いざその状況になると冷静に動くのは難しい。だからこそ、事前に体験し、パニックにならず行動するための備えが大切だと実感しました。

「これくらいなら大丈夫」が、一番危ない。
体験してわかった、備えることの意味。
暴風雨、地震、水害。どの体験も想像を超えるものでした。中でも驚いたのは水害体験です。わずか10センチの浸水でもドアは重くなり、20センチでは全体重をかけても開けることができませんでした。「これくらいなら大丈夫」という感覚が、災害時には大きな危険につながる、そのことを身をもって学びました。実際に体験したことで、日頃の備えや心構えの大切さを実感するとともに、災害のニュースを見る視点も大きく変わりました。

自分を守るための日頃の備えが、いざという時、誰かを助ける余裕になる。
「被災者が救済者にもなる」という言葉が、強く印象に残りました。大規模な災害の中で、本当に人を助ける余裕があるのか。最初はそう感じました。しかし、だからこそ大切なのが日頃の備えや訓練です。災害を知り、対処法を学び、実際に体験しておくことで、いざという時の冷静な判断につながる。防災とは、自分の命を守るだけでなく、誰かを助ける「心の余裕」をつくり、互いに支え合う「共助」につながるものだと実感しました。

体験で突き付けられた、災害時の恐怖。
日々の意識が、緊急時の判断を変える。
暴風雨と水害の体験が印象的でした。暴風雨体験では、真っ直ぐに立つことすら難しいほどの強風の中で、周囲に目を向けながら避難することの難しさを身をもって感じました。また、水害時に室内に閉じ込められた際は、無理にドアを開けようとせず、速やかに高い場所へ避難することが重要だと学びました。いざという時に冷静に避難経路を見極められるよう、日頃から災害時を意識して行動したいです。

防災館の方にお聞きした
『知っておきたい防災豆知識』
水害時の避難はスニーカーで
浸水時や雨の日の災害では、長靴に水が入ると歩きにくくなるため、スニーカーが適しています。また、傘を杖代わりにすることで、水中の見えない障害物を確認しながら避難できます。
災害用トイレは「使った後」まで考える
災害時の防災用トイレは、準備するだけでなく、使用後の保管場所も事前に確認しておくことが大切です。
消火器の「色」と「使用期限」を確認
一般的な消火器は放射時間が10から14秒程度、放射距離は3から8メートル程度です。貼られているラベルの白・黄・青は、対応できる火災の種類を示しています(白=普通火災、黄=油火災、青=電気火災)。また、使用期限も記載されているため、日頃から確認しておきましょう。